ポニーテール 重松清
★★★これはすべて、仲直りの物語ーー小学四年生のフミと六年生のマキ。両親の再婚で「新米きょうだい」になった二人の少女が家族になるまでを綴る感動長編。ポニーテール2011年7月発行 新潮社 302p【内容情報】(「BOOK」データベースより)マキとフミは、できたてホヤホヤの「新米きょうだい」二人の心は、近づいたり離れたり、すれ違ったり衝突したり…こんなふうにして、わたしたちは少しずつ家族になっていく。母を亡くした小学四年生のフミ。親の離婚で苗字も学校も変えなくてはならなかった六年生のマキ。それぞれの父母が再婚して「家族」となった二人の少女が過ごした始まりの日々を、やさしく見つめる姉妹小説の決定版。感想 ★★★ 小学校4年のフミとお父さん。 小学校6年のマキとお母さん。 新しく家族になった4人の物語。 フミはいい子でマキに憧れているけれど マキは不器用でなかなかやさしくなれない。 そんなフミとマキととお父さんとお母さんが 季節を重ねて互いの距離を縮めていく。 甘えたいのに遠慮してしまう気持ちとか やさしくしたいのについつい邪険にしてしまうとか 引っ越す前の学校を懐かしんでいい格好したい気持ちとか 細やかに描かれていて ものすごくこちらに伝わってきました。 安心の重松クオリティ。 途中から とある人物の語りが挿入されて 最初の方にそれがなかっただけに ?となりました。