プリティが多すぎる 大崎梢
★★★☆少女向けファッション誌の新米男子編集者・佳孝はくせ者揃いのスタッフや年下のモデル達、かわいい洋服や小物に囲まれ悪戦苦闘!プリティが多すぎる2012年1月発行 文藝春秋 285p【内容情報】(「BOOK」データベースより)「なんで俺がこんな仕事を!」女の子雑誌で孤軍奮闘する新米編集者の爽快お仕事小説。感想 ★★★☆ かわいすぎる! そしてお仕事について筋がびしーっと通っていて 励まされる! 文藝希望なのに少女向け雑誌編集部に配属された南吉君。 最初は興味がなかった世界だけど、 他の人たちが矜持を持って働いているのに感化され 自分の道を見つけていく。 南吉君の成長に拍手! そこが自分の望んだ場でなくても、 他の人にとっては憧れの、 本気のステージであるかもしれない。 であるから、お仕事はやるべきことを、誠実に。 「本気で取り組んでこそ見えてくるものがある」(279p)。 そんな「仕事に対する姿勢」を改めて教えられました。 そして、南吉君の頑張りを応援するとともに、 少女モデルたちの揺れ動く気持ちや去就に 母親目線でどきどきしながら読みました。 彼女らも「仕事」を一生懸命やっているプロなんですね。 ピピンで活躍した彼女らが これから先も輝いていますように! (と真剣に願ってしまいました(笑))