レディ・マドンナ 東京バンドワゴン 小路幸也
★★★★★お待たせしました! 待望の人気シリーズ第7弾下町で古本屋を営む大家族が活躍する、大人気「東京バンドワゴン」シリーズの第7弾。今回も謎に満ちた客がつぎつぎ来店し、なんと一家の大黒柱に恋のうわさが舞い込む予感も!?レディ・マドンナ2012年4月発行 集英社 301p【内容情報】(「BOOK」データベースより)齢八十を越えてもなお堀田家の大黒柱として、古書店“東京バンドワゴン”を切り盛りする勘一。そんな勘一をお目当てに通ってくる女性が現れて、一家は色めき立つ。しかし、その出会いが思わぬ家族の秘密を連れてくる…。さらに、蔵から大事な稀覯本が盗み出されて、店は大混乱。次々に新たな謎が舞い込む堀田家を救うキーワードは「母の愛」。女性のパワーで家族の絆を結び直す、待望の最新作。感想 ★★★★★ 今年の春も東京バンドワゴンが読めてよかった! 昔ながらの日本の人情や 生活の美しさ正しさを 再認識させてくれる。 多くの登場人物が個性的できっちり出番があって、 些事諸問題をみんなで温かく解決していく。 今作もほんと素敵でした! 今回も「LOVEだねぇ」にあふれていて、 さらに最後の最後にサチさんのつぶやきに 鼻の奥がツンときた。 いつまでも続いてほしいこのシリーズ。 来年がもう楽しみです。 このシリーズはサチさんを語り手にしたところが うまいんだろうな、と思う。 だって一瞬にしていろんな場面にとべるものね。 サチさんもいつまでも元気で(?) たくさんの新しい思い出を作っていってほしいです。