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テーマ:サッカーあれこれ(19807)
カテゴリ:スポーツな話題
ジュビロ磐田の黄金時代を築いた元ブラジル代表で94年アメリカ大会の優勝メンバーのドゥンガがブラジル代表監督に就任しました。おめでたい話です。闘将と謳われた彼の統率力を買われたからじゃないかなー?って思いますが、ここらへんの考え方がブラジルのわかりやすいところ。
実際、監督経験のないドゥンガが監督になるって賛否両論らしいです。けれど、本人も自覚しているし、契約でもそうなんでしょうけど、ごく短期的な契約になっていると思います。 ブラジル代表が今回のワールドカップであかんかったのは、いろいろあるのでしょうけど、前回優勝国ということと、名実ともに世界最強軍団というところからくる驕りだったことはいなめません。したがってそのあたりを引き締めるために彼が登用されたんでしょう。戦術とかよりもドゥンガがいるっていうことで、選手とサポーター(これ大事)に「セレソンはドイツでの行いを反省してがんばりますー」っていうのを広めるためのわかりやすい目印だったのでしょう。 したがって、反省さえすりゃ別にドゥンガを登用した理由は無くなるわけで、うまくいって成績がよければ問題ないし、悪けりゃ速攻解任すればいいだけです。ドゥンガも監督業として箔がつくので今後の就職活動にも有利ですし、一回監督をやっておけばパレイラみたいに再任される可能性もあります。だいいち向こうじゃ速攻解任とか普通ですし、その上で結果を出すのが代表監督という職業でしょう。 それ以上に、日本代表と違うのは、 1.ブラジル代表にとって大事な試合ってワールドカップだけなので、その間の3年間というかある意味ワールドカップの直前までは代表なんてどーでもいいわけです。 2.日本と違って代表合宿に行ってまで走りまくるとか、シュート練習しまくるとかは必要がないのです。 だから、ワールドカップの代表監督は実績のある監督になるはずですが、いまのところは人気先行でもかまわないのでサポーターが納得するような人選をすべきかな?っていう結論に達したことでしょう。普通に考えればイングランドのサー・エリクソンみたいな長期政権のほうがおかしいですから。 これも、中長期的な目標やスタイルがあって、最終的な目標に向かってぶれなければかまわないって考えですから、その間にへんな監督(ブラジル代表だと元エスパルス・ヴェルディ・ヴィッセルの監督をしたレオンが1年だけやってみたりとか)が入ってもかまわないわけです。考え方によってはサッカー現役を終わった人をどのように有効活用しつつ、海外に輸出するかまで考えているようにも思います。 黄金の世代をジーコファミリーにまかせきってしまったサッカー協会が、反町さんや井原さんをオシムジャパンに入閣させている意図ははわかるのですが、それは4年前にやっているべきだったと思います。なんかこのままでは「失われた4年間」状態になってしまいそう。協会は日本人監督のモチベーションをどこにもって行くのかなーって思います。 外国人監督を使って4年間もの時間をかけて強化するよりも、協会が方向性を決めて各チームで強化してもらって、それをまとめるのが本来の総合強化じゃないのかなー? それだったら4年の契約ではなくて最初の2年は日本人監督とかにして、本番は外国人とかでいけるのになー。監督が変わるとすべてがらっと変わるのって主体性がないじゃん。どの方向性に持って行くのかを決めるのが協会の仕事のはずなのに…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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