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狂躁的非日常と日常

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2007年03月29日
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カテゴリ:スポーツな話題
すいません、表題に意味はなにもありません。

どうでもいいことをつらつらと書きます。

ドラフト制度で希望枠がなくなるようです。巨人の清武オーナーが折れたようでよかったよかった。といいたいところですが、先日の西武さんが栄養費をあげていた彼もそうなんですが、中学校くらいからスカウトさんに見初められて、大学まで行けば西武にいけるんだー!って思っていた彼がいきなりどこにもいけなくなるっていうのはカワイソウな部分もあります。

本人に慎重さが足らなかったかも知れませんし、家計の問題もあったかもしれませんが、根本的には買ったやつが悪いのです。買うやつがいなけりゃ売ることはできないんだし。売春は基本的には買った人が罪を問われるのと一緒です。

「ヘイ、ブラザー!それはちょっと言い過ぎじゃないのかい。第一いくら子供でも親もいるわけだし、栄養費をもらうってことがいいことか悪いことか位わかるだろ」って言うのもわかるのですが、希望枠が大学・社会人限定なのは「高校生は未成年で、本人の判断基準があいまいだから」って言うのがあったからのはずです。中学生とか高校在学中の学校と言う社会しか知らない生徒に倫理観を求めてもだめよってことなのに、倫理観を無視した行いを当の本人たちがしていることに、制度自体に根源的な矛盾と無理があることを物語っています。

けど、まあ自分の売られ先を勝手に決められるのはムカツクと思います。それはプロ野球のあり方自体が問題なんだろうなと思ったりするのは基本がサッカーファンだから。

シゴトでJFLの人とハナシをすることがあったりしたのですが、サッカー界はアマチュアとプロの境界線はあるのですが、わりかしシームレスになっていて行き来も可能です。J1からJ2へ、J2からJFLへ、または地域リーグへとというようにリーグ間の選手の移籍がわりかし流動的にできています。逆にJ2からJ1へとかJFLからJ2へというような上への移動もあります。(現実はそんなに多くないけど)私のJFLにいる知り合いさんは最初は京都にいましたが、今は関東の某チームにいます。彼は某SMAPのメンバーと同じ名前です。

ここらへんの流動性が野球には足らない。プロとアマに境界線があって、アマチュアが一生懸命育てた選手を金で収穫するのがプロと言う図式が昔からあるので、一緒の球界をどうしようというラインが見えてこない。だから希望枠問題でもプロとアマの対立が見えてしまう。そりゃ昔、ドラフト制度ができた問題(って今回の問題と一緒ですが)があってプロとアマが断絶して、長島一茂は父たるミスターから野球を教えてもらったことが無いというように、プロがアマチュアの練習を見ることも禁止だった時期もありました。(今は緩和しています)ちょっと前ではプロ契約した人が引退してからアマチュアの試合に出ることも規制されてました。

結局何が言いたいかというと、いろいろ問題があるから見直したほうがいいのではってことなんですけどね。

1.大きな視点でみるとプロ野球自体が狭き門すぎる
プロとアマチュアとの間にあるのがドラフト制度だけだから、各球団10人採ったとしても120人しか入れない業界です。もっと門戸を開放しましょう。保有枠数は70でもかまいませんが、流動化できる球団をもう1個持てるようにするとか、四国リーグと提携するとか。入り口を増やしてプロの全体的な数を増やせばマス効果で野球界全体のプラスとなっていくことでしょう。

欠点は急激に球団を増やすとレベルの低下が見込めます(Jでもそうです)だから積極的に海外へ門戸を開きましょう。競争がないとレベルアップは見込めませんからね。そして、支配球団からはドラフト無しでトップチームにあげることができるようにします。

2.プロ球団も育成できるようにしましょう。
結局、これってユースチームの考え方なんですけどね。ようはドラフト以外にもプロにいける道を作ってあげたいんです。サッカーも昔は強豪高校にいかなければプロというか実業団に入れませんでしたが、今は高校サッカーとクラブチームが両立して全国的にレベルの平準化が起こっています。また、高松宮杯のように高校とクラブチームで争う大会もあったりして面白いです。(生徒には過度な負担になっていて問題になってますが)

これもプロへの道が高校の場合は、甲子園がないとだめな現実があって、そのためには強豪高に行かなければあかんから、大阪人はみんな遠くの高校にいったりします。阪神やオリックスが育成部門を持って活動したら、そこでがんばってプロになれたらそっちのほうがいいでしょうにって感じです。そしたら球団的にも地元枠みたいなものができるし。
欠点としては、青田刈りで高校野球をさせないでユースで囲ってしまうことが起きるかと思います。これはユース登録人数を増やしてお金を分散させるというのはどう?けど、ユース選手は甲子園出れないから「プロになれるかも」と「甲子園出れるかも」をはかりにかけてどっちをとるかだな。私なら甲子園。サッカーもやっぱし国立いかないとスターにはなれないしなー。野球もまたしかり。
けど、囲い込むにしてもクラブチームでこじんまりしていてもしょうがないから、高松宮杯のようなトーナメントや地域リーグを作ってリーグ戦をするとかの必要性はあると思います。じゃないとアマチュア側が反発するしね。
それあわせて指導者側にも交流ができればいいんですけどね。例えばサッカーだと滝二の監督がヴィッセルの育成部長かなんかになったりするでしょ。

そういう、下部組織から上まで一貫して選手の強化と育成。指導者の育成などがシステムとして構築されて、流動化しているサッカーはすごいですねー。

ああ、もう時間がないー。続きはそのうち。





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最終更新日  2007年03月29日 08時31分30秒
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