現状報告:路上喫煙を巡る新宿区と千代田区の違い~日々雑感 2013/02/28(木)号~
先週、予告した通り、新宿会計士のブログは、本体・出張所ともに3月1日(金)から一週間ほど休刊を頂く。新聞やテレビといったマス・メディアと異なり、個人が趣味で運営しているブログであるため、不定期の休刊も止むを得ない側面があるという点にはご了承賜りたい。頻繁な休刊となって恐縮だが、休刊から明けたら、再び、読者の皆様の知的好奇心を刺激するような良いコンテンツを提供したいと思っている。※ ※ ※ ※ ※ ※ ※さて、休刊を前に、時々このブログで「定点観測」している「歩行喫煙」の現状について、客観的な報道も交えつつ、その現状を紹介しておきたい。▼千代田区、路上喫煙の現状新宿区では、路上喫煙が禁止されているにも関わらず、路上喫煙をする輩が後を絶たない。新宿会計士自身は非喫煙者だが、喫煙者の方がマナーを守って喫煙する分には全く文句を言うつもりはない。腹を立てている最大の理由は、新宿区の禁煙条例には罰則がないことを盾に取って、やりたい放題に路上喫煙している点だ。ところで、お隣の千代田区では、路上喫煙には2000円の過料の制裁が課せられる。少々古いニュースだが、次のような動画があったので紹介しておく。■徴収額は1億円突破 千代田区の路上喫煙禁止条例の今―――2012/06/04付 YouTube tokyomxチャンネルより動画によると、千代田区で罰則を伴った路上喫煙禁止条例が制定されて10年を迎える中、禁止条例違反での摘発は激減しており、吸殻のポイ捨てなども相当減ったと報じている。ただ、課題も幾つかある。千代田区は夜間人口が4万人であるのに対し、昼間は区外からの通勤者等により、人口が100万人に増える。このため、喫煙場所を設けた公園に、住民ではない近隣の会社の従業員などが押し寄せ、子供の遊び場がなくなっているのだそうだ。また、外国人による路上喫煙・ポイ捨て(動画で見る限り、どう見ても某国の人間のようだが)、路地裏でのポイ捨てなどが、まだまだ横行しているのだそうだ。ちなみに当職自身も千代田区に出勤しているのだが、地下鉄を降り、地上に出ると、すぐに喫煙を始める連中がいるのには辟易としている。確かに早朝であれば取り締まる人もいないのだが、だからと言って堂々と違法行為を行って良い、というものではないだろう。ただ、過料の制裁を課すという千代田区の条例が機能している事は事実だ。わが新宿区も、千代田区に見習って、路上喫煙に対して何らかの実罰を科して欲しいものだ。▼飲み会での喫煙、どこまで容認できるか?ところで、喫煙をテーマにネットを調べていくと、次のような「まとめサイト」に辿り着いた。■中途採用の新人に飲み会の幹事をやらせた結果www―――2013/02/23(土)付 まとめサイトより元々は2ちゃんねるの書き込みを纏めたものだそうだが、スレ主によると、・中途採用の新人に飲み会の幹事をやらせたら、全席禁煙の居酒屋を予約した・飲み会の参加者は半分が喫煙者である・途中で誰ともなしに吸い始め、最後はなし崩しに(※禁煙の居酒屋で、ですぞ!!)・なんで新人ってこんなに気が利かない奴ばっかなんだという状況になったそうだ。スレ主としては「参加者の半分が喫煙者であるにも関わらず」、禁煙の店を予約するという新人の気の利かなさを責めているのだが、このスレ主に対して、大部分が・喫煙できる飲み屋を取らなかったのは新人の落ち度かもしれないが、そこで吸い始めるのはモラルがなさ過ぎる・参加者の半数が喫煙者であるという情報を、その新人が知り得たのかどうかが問題だ・そもそも参加者の半数は非喫煙者なのだから、喫煙者は非喫煙者に配慮すべきだろうという批判で埋め尽くされている。もちろん、「常識的に禁煙の飲み会なんてあり得ない」という擁護発言もあったものの、レスポンスの大部分はスレ主に批判的だ。スレ主としては、こうした反論に対し、「喫煙者である上の人間(会社の上司等)に配慮すべき」「タバコを吸うという生理現象を我慢させられることを考えるべき」などと再反論しているものの、・その居酒屋は禁煙という「ルール」があるのに、ルールも守れないのか・タバコを吸いたいという欲求は生理現象ではないなど、トドメに手厳しい反論が寄せられている模様だ。なお、新宿会計士自身は非喫煙者だが、その居酒屋が喫煙可能な店であれば、一緒に飲みに行った人が喫煙する分には構わないと思っている。あとは程度の問題だろう。