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カテゴリ:書籍 東野 圭吾
加賀恭一郎シリーズ
ただし、今作の主人公は加賀のいとこの松宮脩平 加賀は所轄に所属し、松宮は警視庁の捜査一課の刑事 加賀の父は病状が進行し、いつ最期が来てもおかしくない状態 頻繁に様子を見に行く松宮を尻目に、加賀は頑なに見舞を拒む そんな中、少女の行方不明事件が発生 ごく普通のサラリーマン・前原昭夫は、妻からの連絡で家に帰るとひきこもりの息子直巳が、その行方不明の少女を連れ込み殺害してしまったことを知らされる 頭を抱える昭夫は、息子を溺愛する妻に押し切られ、泥沼に足を突っ込む決断をする 加賀&松宮は事件の真相に行きつくことができるのか 加賀と父の確執の正体とは [観想的なもの] 今回は、倒叙式になっていて、犯人は初めの段階で分かっている それよりは、前原家が認知症の母親を抱え、同じように末期の父を持つ加賀と境遇をオーバーラップさせている 前原家の事情が解けるとき、加賀家の真相も明らかになっていく ミステリーというよりは人間ドラマ重視の作品 加賀恭一郎シリーズとしては、外伝的な位置づけというか、ちょっとパワー不足の気が^^ 東野さんはたまに、"?"な作品があったりする 東野ブランドとしては少々物足りないか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月04日 18時23分51秒
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