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カテゴリ:お歳暮
お歳暮商戦 「自宅用」照準 yomiuri 儀礼的な需要減 各店工夫 県内の百貨店でお歳暮商戦が本格化している。新型コロナウイルスの影響で「巣ごもり消費」が拡大し、自宅や家族向けに購入する「自家需要」が増えている。各店は、自宅用商品のラインアップを充実させたり、オンライン販売を強化したりと、工夫を重ねている。(寺田航) オンライン注文 ■ 県産品に注力 広島三越(広島市中区)は今月上旬、ギフトセンターを開設。ブランド牛のすき焼きや和菓子セットなど約1500点を用意している。 最近では、仕事の関係先などではなく、自宅用や家族のための「自家需要」が増えており、赤ワイン10本セットやローストビーフなど「自宅配送限定商品」も約70点そろえた。担当者は「儀礼的な需要は減っているが、自分用に『ちょっといいもの』を求める傾向は強まっている」と話す。 そごう広島店(同)でも、自家需要を意識した品ぞろえを増やした。家族で食卓を囲んで食べられる「すっぽん鍋」や、大粒の生ガキの詰め合わせ、ミカンのセットなどを用意した。 福屋(同)では、外出を自粛する顧客のため、お歳暮向けのほぼ全商品を電話やオンラインで注文できるように対応。コロナ禍で迎えた昨年末のお歳暮商戦は、オンライン、電話注文ともに前年の2倍に急増しており、福屋は、今年も増加傾向が続くとみている。 昨年、県産品の売り上げが好調だったことから、今年も地元の人気店「みっちゃん」のお好み焼きセットや県産野菜のポタージュなどをそろえた。担当者は「今年の中元でも県産品の需要は伸びており、関心は依然として高い」と話す。 かつては各店が注力していたお歳暮商戦だが、ライフスタイルの変化などを背景に近年は厳しさを増している。 調査会社「矢野経済研究所」は2021年のお歳暮の市場規模を8330億円と予測し、16年に比べて15%縮小すると見込んでいる。 今月中旬、百貨店でお歳暮を注文した広島市東区の無職男性(88)は「昔と比べ、贈ることも贈られることもずいぶん減った。習慣が変わってきたので、今年が最後になるかもしれない」と話していた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月22日 11時36分01秒
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