第96回智麻呂絵画展
本日は智麻呂絵画展であります。智麻呂絵画ファンの皆さま、どうぞごゆるりとご覧になって下さいませ。
なお、当記事がブログ開始以来丁度1000件目となります。ご訪問下さった方々、コメントをお寄せ下さった方々に励まされ、ここまでやって来ることが出来ました。皆さまのお陰と心より感謝申し上げます。有難うございました。
<参考>他の智麻呂絵画展は下記から。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~
先日、凡鬼さんから次回の若草読書会の案内状が届いた。今度の読書会は例年通りのお花見となる。昨年は東日本大震災直後ということで「予定通りするか否か」で少し迷ったりもしたものですが、あれからもう一年になるのですな。明日はその地震が発生した日です。
以下は、読書会の案内状に記されていた凡鬼さんの文章の一部です。「東日本大震災からもうすぐ1年がたちます。だが被災地の復興には程遠い情況です。その一つの要因に、瓦礫の撤去が進まないことにあります。放射能のある瓦礫は簡単には撤去できませんが、放射能を含まない瓦礫も撤去できない状態です。全国の自治体に瓦礫を引き受けて欲しいと呼びかけています。自治体が瓦礫引き受けを検討すると、住民の反対が殺到し断念を余儀なくされるということです。少し悲しくなりますが、放射能に対する住民の不安をどう解消するかが、大きな問題です。原発の安全神話を作り出してきた政策の後始末をする必要があります。また、政府の安全というお墨付きに対する不信感もあると思えます。」
麦は踏まれて強くなる。苦しく、悲しく、辛い1年を過ごされて来た被災者の皆さんに、こんな決まり文句を言うことに躊躇いを覚えますが、頑張って戴きたいものと思っています。
案内状には、また凡鬼さんの次のような句が添えられてありました。
磔刑の男の伝記目刺噛む (凡鬼)
踏まれても踏まれてもなほ春の草 (凡鬼)
早春の兆し和菓子の色にあり (凡鬼)
(麦)
この青々とした力強い絵は、智麻呂さんがデイサービスに行かれた時に描かれたものだそうです。上の凡鬼さんの2番目の句と同じ祈りが込められているようにも感じました。
寄り添ひて ともにし生きむ 青麦の 強く空にし 立ちて向へる
(偐家持)
(椿)
鮮やかな赤が何やら嬉しくなる椿の絵です。
ご友人の寺◎さんが一枝手折ってお持ち下さったものかも知れません。
わがもとに 憩へと言ひし 男ありて 椿は二輪 赤く咲きたり
(偐家持)
(丹波黒豆茶)
では、ここでひと息入れて下さいませ。
黒豆茶などいかがでしょうか。
今回は、茶菓子を切らして居りますが、偐山頭火さんから頂戴した四国旅行土産のタルトが下にございますので、つまんで下さって結構でございます(笑)。
(マラソン銅メダル)
このメダルは智麻呂さんのお孫さんで、この絵画展のご常連様には既にお馴染のナナちゃんが地元のマラソン大会で獲得された銅メダルであります。
なお、この後暫くして開催された駅伝でもアンカーを務め、チームは見事に銀メダルを獲得されたとのことですが、そのメダルは校長室に飾ってあって、智麻呂さんの絵にはならなかったようです。(残念・笑)
<訂正>上の「銀メダル」は「金メダル」の誤りでした。詳細はご説明致しかねま
すが、本日智麻呂邸訪問し、恒郎女様よりご指摘ありましたので、謹んで
訂正させて戴きます(笑)<2012.3.20.>。
負けじとや 寒き風つき 駆け行ける 少女のたすき つなぐ友垣
(偐家持)
(タルト)
これは、上でご紹介したように、偐山頭火さんの四国旅行のお土産です。
先般の古事記撰上1300年銀輪散歩の帰途、偐山頭火さんと小生が智麻呂邸をお訪ねした際に、偐山頭火さんがお土産として渡されたものであります。
通常なら「食うか描くか」で智・恒紛争になる処でありましたが、幸いに小生が途中で買い求めたケーキがありましたので、それを皆で戴く形で平和裏に物事は進み、上のような絵となった次第(笑)。
(スイートピー)
上のスイートピーとアルストロメリアは、智麻呂・恒郎女ご夫妻の一の姫様からの贈り物です(笑)。
一の姫さんが「何がいい?」とお尋ねになると「花がいい」というのが智麻呂さんのご返答。それで沢山の花(まあ、百万本のバラの花には遠く及びませなんだが・・・)を花束にしてお持ち下さったとのこと。
豪華で多くの色々な花がぎっしりとあったので、さすがの「花の画伯」と目される智麻呂画伯もお手上げ。花束をバラして(バラの洒落ではない)、種類別にして、花瓶に挿し、おもむろに描かれたのが、これらの絵であります。まだ続編があるやも知れませぬが、それは今のヤカモチには分らぬことであります。
百万本の 薔薇にも負けぬ 花笑みの
愛しき子もがも いやときじくに (偐家持)
(アルストロメリア)