カテゴリ:花
本日は墓参。MTBで出掛けましたので、墓参を済ませた後その足で、付近を銀輪散歩致しました。 生駒山 野辺行く道は こきだくも 何処かで聞いたような歌だと思われたことでしょうが、元歌は、笠金村が志貴皇子の葬送を傷んで詠んだ長歌の反歌2首のうちの1首です。 三笠山 野辺行く道は こきだくも 万葉の歌は地名を入れ替えることによって、容易に他の土地でも使える歌になる処が面白い。 この道に差し掛かった処の道端の草叢にヘクソカズラが絡まって花を沢山咲かせていました。ヘクソカズラは先日(8月24日)取り上げたばかりゆえ、「またか」と仰るお方も居られることでしょうから、その万葉歌や説明は省略します。気になる方はそちらの記事をご参照下さい。写真だけ掲載して置きます。
同じ蔓草でも、こちらはセンニンソウ(仙人草)。
ならば、万葉に出て来る花は、と探していると、道の辺にニラの花がありました。 伎波都久の 岡の茎韮 われ摘めど (訳)伎波都久の岡の韮をわたしは積んでいるが、なかなか籠に一杯
万葉植物ついでに、以前の墓参で掲載したアカメガシワが、下記の有名な万葉歌の「久木」のことだと、最近知りましたので、写真を再掲載して置きます。 ぬばたまの 夜のふけぬれば 久木生ふる
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おや・・このブログのNoは「全1111のカルテット」でしたよ。ゾロ目おめでとう??です。・夏草の叢の道懐かしくもあり煩しくもあり・ですね。地名を入れ換えての一句。
夏草の歌 二上の 山辺に生える 夏の草 手を潜らせば 秋の虫声 韮の花の歌 青紫蘇と にらと競いし 我が小庭 紫蘇の縮葉 韮の白花 ◎ 高岡通信・・*2日に大相撲「伏木場所」が行われNHKのドラマ化以来人気抜群です。この場所に出る力士には全部に「しこ名」が付いています。ドラマ主演の俳優・林隆三、苅谷俊介(しこ名、港守)も来高「港町相撲ボーイズ」を彷彿されました。 *氷見市では。五月に「鯉のぼり」のかわりに「鰤のぼり」を揚げようのプランプロジェクトがスタートしましたよ。 (2012.09.03 09:51:54)
ふぁみり~キャンパーさんへ
有難うございます。仰る通りまだまだ日中は暑いですね。熱中症にならぬよう十分に注意します。よさこい節では「潮吹く魚が泳ぎよる」ですが、銀輪よさこい節だと、「塩吹く男が走りよる」でありますので、水分プラス塩分の補給が欠かせません。そして、小生の場合は「木陰の煙分」補給も不可欠であります(笑)。 わが待てる 秋はいづくに 迷ふらむ 雲の峰立つ 夏空の道(偐家持) (2012.09.03 11:49:16)
そうですね。今回の記事が丁度1111番目になるのですな。よく気が付かれましたね(笑)。
> 夏草の歌 >二上の 山辺に生える 夏の草 手を潜らせば 秋の虫声 > 韮の花の歌 >青紫蘇と にらと競いし 我が小庭 紫蘇の縮葉 韮の白花 ……… 「生(は)える」を「生(お)ふる」に「競(きそ)いし」を「競(きほ)へる」にすると、「万葉風」の歌の感じに、より近くなりますかね(笑)。 追和の歌です。 虫鳴きて 秋にし向かふ 二上は わが見が欲しき 山にしあれり (偐家持) 君が家(や)の 紫蘇にまじりて 咲くみらの 白き花もが 越に恋ふわれ (偐家持) 昨日は大相撲「伏木場所」でありましたか。NHKのドラマ化で有名になり見物客も増えたのですな。結構なことです。 氷見市では、「鯉のぼり」に代えて「鰤のぼり」をご検討でありますか。 鯉に代へ 鰤を揚げむと 氷見の人 五月の客を 鯖読むらむか (虎奴狸麻呂) (2012.09.03 12:49:36) |
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