カテゴリ:智麻呂絵画展
第113回智麻呂絵画展 本日は智麻呂絵画展であります。智麻呂絵画ファンの皆さま、長らくのお待たせでございました。どうぞごゆるりと智麻呂絵画をお楽しみ下さいませ。 先ずは大津絵から。 誤解なきよう念のため申し上げて置きますが、恒郎女さまの肖像画ではありませぬ。大津絵の「藤娘」であります。 そして、これも大津絵の「瓢箪鯰」。呑まず食わずのナマズではありませぬ。なお、大津絵に関しての恒郎女様とお嬢様との愉快な会話もあるのですが、これはヤカモチだけが面白がって置きます。 次は正月花2点であります。智麻呂・恒郎女ご夫妻のお嬢様が、お正月にとお持ち下さったものであります。Aが一の姫さま、Bが二の姫さまからのものであります。 次は、東大阪市六万寺町にある往生院の六地蔵であります。けん家持が墓参のついでの散歩で撮った写真(昨年12月29日の日記「墓参・往生院など廻りつつ」に掲載)がお気に召したようにて、このような絵にされました。 次は下仁田葱です。智麻呂氏の学生時代からの親友のK氏は既にお亡くなりになられましたが、同氏は群馬県の下仁田のキリスト教会で牧師をされていました。生前にはその地区名産のこの葱を智麻呂さんの許に毎年送って来られていました。今は奥様がそれを継いで送って来て下さるのだそうです。 これは、けん家持が、いつであったかは忘れましたが、手土産と言うか、ティータイムの茶菓子と言うか、智麻呂邸訪問の際にお持ちしたケーキです。読書会の折はフルーツ、その他の折は和菓子かケーキというのが、この処の定着したけん家持の手土産のパターン。お陰で果物屋さんとも和菓子屋さんとも随分と親しくなってしまいました(笑)。智麻呂氏は我が師。さりとて和菓子ばかりでは駄洒落になってしまうので、時々はケーキ屋さんなのであります。 更くる夜半に 門をたたき 我が師に託せし 言の葉あはれ ご存じ唱歌「青葉の笛」の2番の歌詞。清盛の末の弟、平忠度の故事を歌ったものです。この歌は恒郎女さまがお好きな歌ですが、先日の若草読書会でのお話では、景郎女さんのお母様もよくこの歌を歌って居られたとか。面白かったのは、その景郎女さんのお姉様の敦郎女さんが「聞いたことがない」と仰っていたこと。同じ姉妹でもそれぞれの関心に応じて記憶が形成されるのであれば、記憶に残る風景も亦違ったものになる、ということでありますな。 「若草の笛」 一の絵画 花の絵なり うたれし心の それとは言はずひたすら飽かず 見つめつぶさに 描かれしはこれか 若草の絵 時にケーキ 時に和菓子 我が師に持ち行き カメラを構え さて、その読書会では、和郎女さんが可愛い作品を沢山お持ち下さいましたが、智麻呂・恒郎女ご夫妻がご近所の可愛いお友達に、その作品中のストラップのいくつかと巳の押し絵を差し上げた処、次のようなお礼状が届きました。そのお友達というのは「みずき&さき」姉妹、既にバレンタインチョコなどでこの絵画展にはご登場済みの幼稚園児姉妹であります。
はなみづき さきぬるはるを みずきさき さけやかし みずきはえひめ おとひめは みずきちゃん、さきちゃんの名を折り込んで2首。ヤカモチ館長も協賛であります(笑)。どうぞお元気にすくすく育ち、その名の通り美しい花を咲かされますように。 ここで花水木の絵があればピタリ収まるのだが、世の中、いつもそのように段取りが上手くは行かぬ。 では、クレマチスの絵にて今回の絵画展はお開きとさせて戴きます。本日もご覧下さり有難うございました。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[智麻呂絵画展] カテゴリの最新記事
おはようございます。バライテイのある「絵のいろいろ」で楽しませてただきましたよ。大津絵も良いですね。ケーキも絵に描いて楽しむ・・良い発想です。けん様は智麻呂様と和郎女様と良い芸品作家のお友達をお持ちで幸ですね。
幸なことといえば・・砺波四季彩館の花は一年中花です。私は好きな時にチーユーリップを見れて幸です。 (2013.01.27 09:03:38)
おはようございます。早々のご来場・コメント有難うございます。
大津絵あり、ケーキあり、定番の花の絵あり、加えて、可愛いお友達の絵あり、で楽しい絵画展となりました。お楽しみ下されたのであれば嬉しきことでございます。 そうですね。智麻呂、和郎女さんという友人のあるお陰で偐万葉田舎家持歌集も豊かな色合いを持つことを得ている、そんな風に思ってもいます。 砺波四季彩館は年365日春、いつでもチーユーリップを見ることが出来るのですね。それも亦幸せなことであります。いや時じくになほし見が欲し、ですね。 チューリップ 春咲く花と 見つれども いや時じくに 砺波に咲ける (砺波四季麻呂) (2013.01.27 09:41:10)
ふぁみり〜キャンパーさんへ
智麻呂絵画展へのご来場、コメント有難うございます。 子供の絵は、上手く描こうとかというのではなく、未熟な技術のままに、描きたいものを感じたまま無心で描くからいいのでしょうね。 完璧な写実絵には、その技術やそこに込められたメッセージに感心したり感動したりすることはあっても、絵としての自ずからなる温かみのようなものを感じることは少ないようです。形が不完全であったりいびつであったり、たどたどしいものであったりする方が親しみや温かみを感ずるように僕らの感性はDNAレベルで決められているのでしょうな。これは種を繋いで行くために一定レベル以上の高等動物には必要不可欠な本能なんでしょう。ゆるキャラが可愛いという感性ともきっと繋がっているものかと思います。 幼い子供の無心さは大人には真似のできぬものであるように、無心さが生み出す拙さゆえの温かみというものも、大人には真似して出せるものではありません。真似ようとする心が既にして無心ではありませんからね。 (2013.01.27 16:00:08)
智麻呂様の大津絵、第2弾ですね。
藤娘、どこか若き日の恒郎女様に面ざしが・・・きっと智麻呂様も意識されての作品でしょう。 前回の作品での爆笑話は恒郎女様、イカリーヌでしたから(笑) 愛嬌のある瓢箪鯰が笑いを誘ってくれますね。 往生院のお地蔵さま方が、「どなたも穏やかに、穏やかに!」と執り成してくださっています。 みずきちゃんとさきちゃんの絵も素敵です。 人気アニメのキャラクターのチョッパーが大好きなのでしょうね、可愛く描けていますよ。 (2013.01.28 00:21:40)
ご来場有難うございます。
智麻呂大津絵・第2弾となりますね。大津絵の内緒話は恒郎女様はイカリーヌでもヤカモチはセバスチャン・ワッハでした(笑)。 瓢箪鯰は今風には「ゆるキャラ」ということになるのでしょうね。往生院のお地蔵さんは「どなたも穏やかに、穏やかに!」と執り成して下さっているのか、「往生しまっせ」と呆れて居られるのかは意見の分かれる処であります(笑)。 みずきちゃんとさきちゃんの絵は、ほっこり、です。 チョッパーというのは人気アニメのキャラクターでありますか。ヤカモチの守備範囲を超えていて、何を意味しているのかヤカモチには不明でありました。どうやらヤカモチは彼女たちの友人としては失格のようですな。 (2013.01.28 00:53:10) |
|