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愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

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2007/01/25
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カテゴリ:上司と部下の関係

先輩「当然のことだが、

   上司として、

   彼らが担当している

   仕事に関する

   アドバイスもしてやるよな?」

今城「もちろんです。仕事の

   手順というか、段取りというか、

   職場ではきめ細かく話してやれない仕事の進め方の

   コツみたいなものを、一杯飲みながら、じっくりと、

   丁寧に話してやりますよ……」

先輩「……うん、それは良いことだな。俺も、仕事に関する

   知識は職場で学んだが……、技というか、上手な進め方

   みたいなもんは、やはり、一杯飲みながら教わった

   経験があるよ……」

今城「……でしょう。そんなもんですよね。……ところで、

   峰葉……なんで、黙ってるんだ……?」

峰葉「……うん、……随分違うなぁ……と思ってさ……」

今城「なに!……またお前、理屈こねようって言うのか?」

先輩「……?……どう違うんだ……峰葉」

峰葉「私の場合ですね、今言われた、仕事のコツみたいな話は、

   できるだけ職場でするようにしています。たとえ、一時、

   仕事が中断しても、彼らが課題にぶつかった瞬間とか、

   疑問を感じた瞬間が、最も吸収率が良いですから………。

   現場で、実習的に指導します」

今城「………じゃーなんだ……、飲み屋ではもっぱら、

   バカ話ばっかりか……?」

峰葉「うん…………バカ話も大事な時がある…………」

今城「おいおい、変に納得するなよ……」

峰葉「……まっ、思えば、何のために今の仕事をしているか

   について、会社全体の中での位置づけ、次行程の知識

   等々を交えて、話してやることが多いかな……。

   今やっている仕事の目的みたいなもんだ……」

今城「要らぬ話をして部下を混乱させてるんだな……ふぅ」

先輩「……うーん、なるほど……目的か……目的ね……」

今城「どうしたんですか?……先輩!……目なんか瞑って……」

先輩「ハハハハッ……まっ良い……。

   それでーーー、なんだぁ……そのー『部下』とひと口で

   いうけど……だな。その中には、仕事のさばける

   ヤツもいれば、あんまり出来ないヤツも居るだろう…?」

今城「先輩、それは当然の事ですよ。本人の能力の程度や、

   職場で与えている業務に対する、向き不向きなんかで、

   当然の差が出ます。まっ……我々としては可能な限り、

   適性にあった仕事を与えようとは

   努力してるんですがね…………」

先輩「上手に仕事をさせて、その上、良好な成果に結びつける

   のって大変だろう…?どう、やってるんだ…………」

今城「そりゃー先輩、出来るヤツ優先ですよ。

   決まってるじゃないですか……。出来るヤツってのは

   ですね、伸びる可能性も大きいですからね。キャツらを

   上手に使って仕事の全体レベルを上げるわけです。

   余り点数の取れない連中の分を、出来るヤツの成果を

   高める事で、平均レベルを上げるというわけです。

   出来ないヤツを、色々と使ったり指導したりするのは、

   ロスが大きいですね……」

先輩「なるほど……ポイントは、出来るヤツって訳か……」

今城「その通り、御明察です。少数の出来るヤツの獅子奮迅の

   活躍で、現場のレベルがグンと上がります。……第一、

   使いやすい連中ですから、こっちの負荷も軽くて

   済むわけです。……その内、あまりできない連中の

   レベルも自然に上がってきます。見よう見まねとでも

   言いますかね………」

先輩「…………なるほど…………。……で、峰葉は!」

峰葉「うーん……。短期決戦はそれで良いのでしょうが……、

   長い目で見て職場の成果のレベルを上げようと思ったら、

   優秀でない社員の底上げが絶対必要になります。

   出来ないヤツは、けっこう依存心も強いので

   『無理してやらなくてもいいよ……』といった環境に

   置くと、どんどん退化していって、取り返しのつかない

   事になりかねません」

今城「じゃー、お前、出来ないヤツをバンバン使って、

   失敗作をどんどん出すってのかい……?」

峰葉「指導の仕方を工夫するって事さ……。少しでも本人が

   進んで創意工夫をするように仕向ける事が大事……。

   ……だって、俺たち管理職は、四六時中彼らを見てる

   わけじゃないから、本人が自主的でなくちゃいかんのよ」

今城「……理屈は……そうだ。理想……はな」

峰葉「業績が劣る連中でも、個別の動きを見ていると、

   必ず良い面の特徴を持っているものなんだよ。

   上手に役割を与えるような工夫が大切なんだよ」

今城「そんなもん、出来るヤツなら、三倍のスピードで

   やっつけるぜ。無理に出来ないヤツを使わなくても……」

峰葉「そういう事じゃない……ちょっと違うんだ………。

   例えば、細かすぎて異常といえるほど

   気が付くヤツがいる。

   いつも、次の準備を考えて慎重すぎるから、

   ペースが遅れるヤツが居る。

   仕事は捌けないが奇妙に明るくて皆のヤル気を喚起する

   ヤツが居る。

   ……そういった、特徴を認めて買ってやって、役割を

   与えると……全体が、負けにくいチームに仕上がって

   行くんだ。…………総合戦だからな……」

今城「ふぅーーーーー、気の長い話よのぅぅぅ……」

先輩「ふーーーーーーむ…………負けにくい……か」


           <休(取材の為)>



大黒様.jpg

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Last updated  2007/10/11 10:36:25 AM
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