カテゴリ:先輩・後輩が居酒屋で……
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![]() 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 ![]() ^-^◆ 居酒屋放談<28>本気の挑戦……その実態は? [中] <Renewal> 【前回】居酒屋放談<27>本気の挑戦……その実態は? [上] ゆり「ねぇねぇ、先輩、セ・ン・パ・イ……!! さっきの話ね……、まさか……まさか、 休みの日もって……言うんじゃないでしょうねぇー?」 志時「ふふふっ……当然よ……。( ̄ー ̄) ……まぁ休日は4~5時間の出勤だったけどな……」 ゆり「あちゃーー……!!!(>。<)」 志時「なんせ……中途半端は嫌いだから……な……俺は」 ゆり「……とは、言っても……ですねぇ……(゜-゜)」 志時「ははははっ……―――それでさぁ。 結果、昼間の本務の仕事の方もな……、 4勝6敗位のペースにはなってきたんだ……」 ゆり「ええっ? 昔の事を勉強するだけでそんなに変わるんですか? ……うそー!!(゜_゜ )」 シゲ「効果が上がってきたんですね。そうでしょうねぇ……。 ……それだけやったらね……。 調べられた過去の知識も重要だと思いますが、 知識だけじゃなくて、 先輩がその資料とディスカッションされたのが……、 かなり効を奏したんじゃないですかね……」 ![]() 志時「うーーん……、シゲやん、鋭いなぁ……( ̄ー ̄)」 シゲ「………やっぱりそうですか……うーん」 ゆり「随分と痩せこけちゃったんでしょうねぇ……。 ガリガリに……そんな無理ばっかりして………」 志時「いやいや、元々が随分痩せてたからな、 たいした事なかったよ。ははははっ………。 ――『いきさつ』や『土地勘』に類するものが、 仕事にとって結構大切だなって痛感した………。 特に革新的な実行案を提案していく時にな………」 シゲ「私も経験があります。 それと逆の言い方する人も居ることは居ますが……、 周りを真に納得させ、協力を求める時に、 極めて大切なんですよね………」 志時「そうそう、豊富な経験に根差した土臭くて鋭い反論が、 主に先輩たちから出て来るからな…………」 ![]() ゆり「へえー……?そうなんですか? ……だって、新しいアイデア出す時は、 現状にあまりとらわれない方が良いって、 よく聞きますけろね……」 シゲ「ハハン?……ケロネか?(^○^)」 ゆり「ヤバイ!ちょっと回って来た……。 飲み過ぎかな……( ̄~ ̄)」 シゲ「ゆり、アイデアを出すだけでよければな……。 その方が有効な場合もある。 ただ、仕事となると実行して、 実効をあげなきゃならんからな……。 ちょっとばかり厳しいんだ……」 ゆり「ジッコウして……ジッコウ……って何よ……?(゜-゜ ) 分かりましぇ~~~ん (^o^)丿」 シゲ「実際に行なって、そして効果を出さなきゃ……な」 ゆり「そっか、フーン、けっこう難しいんだ……………」 ![]() 志時「こういうことも言えるぞ。 過去に一切とらわれない斬新な考えアイデアであっても、 よく分析してみると、その原理原則は過去の人間の経験則 の中にほとんどあるってこと………。 人間の経験の積み重ねは大きい。 ……中国の故事に何かを求めたり、 戦国の武将の判断に何かを学んだり………」 ゆり「あっ、なるほろ………(~o~)」 シゲ「……そうなってくると先輩、 職場の皆さんの反応も変わったんじゃないですか?」 志時「いやいや、どうしてどうして相変わらずひどい噂でな。 陰口界のスター的存在になってたらしいよ。 ……ただこの頃から、 『体に気をつけろよ』って言ってくれる先輩は……、 徐々にだけど……増えてきたね」 シゲ「そんなもんですかねぇ………」 ゆり「……? 陰口ばっかり言っといて………変なのォ」 ![]() シゲ「まぁ考えてみりゃー 志時さんは、 同僚の誰かを直接攻撃した訳でも、 傷つけた訳でもないし……ただ自分の戦いをした だけですからね…………」 志時「何でそこまでやるんだ? 体を壊したら元も子も無いぞって……。 体を壊したって、会社は面倒見てくれないぞってね。 ………けっこうマジに心配もしてくれたなぁ……。 ほんの一部の人だけどな……」 ゆり「変わってきたんだ。みんなも……奇人変人に対して」 志時「………俺の動きは周りの連中にとっては、 少々迷惑な話だったんだろうがな…………」 シゲ「何ですか……マイペースで、夢中でやってたら、 勝手に人の対応も変化してきたって訳ですか?」 志時「……うん。それだけじゃなく…………、 職場の会議での立場が完全に変わった。 10年以上いる人でも過去からのいきさつを、 きちんとロジカルに覚えているとは限らない訳だ………」 ![]() ゆり「ねぇ、ねぇ…………いきさつって、 そんなに大事なんですか……?」 シゲ「先輩の所は、設備投資や組織改革、要員合理化の仕事 だったから、特別そうだったんじゃないか? いきさつの中に含まれるロジックが、 ひとつの専門性なんだと思う。 …………ねっ、先輩」 志時「そうそう、そんなもんだ。 ―――大体、テーマの結論は覚えていても、 どうしてそうなったか。 その上、どんな対抗案が並んでいたかなんて、 あんまり覚えちゃいないのよ、みんな……」 シゲ「まして、当時どんな議論がされたかなんて、 ほとんど覚えてませんよね……」 志時「うん、知っていたとしてもな、極めて曖昧だから、 頭に入れたばかりの俺には到底かなわない……」 ![]() シゲ「物事の結論を、ただ『点』として捉えるんじゃなくて、 そこに至るプロセスを含んで、立体的、構造的に 理解した時にひとつの改善改革案のヒントも出てくる というものですよね…………」 志時「うまい事をいうなぁ、シゲ。 そういうアプローチもけっこう効を奏する手法なんだ。 例えば過去に或るひとつの課を新設して、 新しい事に取組もうとした時だって、 その是非や必然性について本当に様々な議論がされている訳さ。 ………当然、反対意見も多くある。 それらの論議を踏まえてひとつの結論に到っているんだ。 ………当然な事だがな……」 シゲ「つまり『ひとつの課の新設』という結論は、 その時期の背景・状況と相関的関係にある訳ですね」 ![]() 志時「そうそう、そういうことだ。 ニーズと相関している」 シゲ「そうでしょうね。 理由の無い結論なんて採用されないでしょからね……」 志時「ウン、全くその通りよ。 シゲんとこのビルの男子トイレの便器の数だってよ……、 ははははっ……飲んでる時に例えが悪いが……、 建設当時の色々な計算によって出されているはずだ。 ……なっ。 数そのものは広さとの関係も含めて、 そのまんまコストに直結するから………な。 ところが……ビル内の男子の人数が想定よりも増えてしまって、 最近見てみろよ……休み時間につかえて、 並んでいるだろう……?」 シゲ「確かに………。 ははははっ……分かりやすい……」 ゆり「……わぁー臭い話……では、ちょっとトイレに……」 志時「おい、おい、ゆりちゃん、大丈夫か……?」 <続く> ![]() 人気ランキングに参加しています。 良かったら【ポジティブな暮らし】をクリックお願いします。 ![]() ========================================================= ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ![]() ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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