「Webマーケティングの入門教科書」 高い成果を生み出すためのマーケティング/広告/プロ Web designing standards
田中あゆみ 2005/12 毎日コミュニケーションズ 単行本 319p
★★★★☆
「インターネット・マーケティング入門」とほぼ同じ時期に出版された、同傾向の、似たようなタイトルの本だが、こちらは「教科書」と銘打ってはいるが、むしろ網羅的なベタな情報をさらに突っ切って、「虎の巻」的な秘伝が多く書かれている。
というか、はてさて、このブログ、どうしようかなぁ、と再考時期にさしかかっている私にとって、特に後半部分は、ブログの活用法についてかなりの解説があり、ブログ運営方法について、いろいろなヒントを得ることができた、ということだろう。
マーケティングというより、アクセス解析などに多くのページが割かれており、実際にどのようなツールがあり、どのような導入のしかたが有効か、ということが、どっしり書いてある。
なんにせよ、このブログは、まずは、ブログありき、で始まっているブログである。ブログとは何か、ブログをどう使うのか、ブログの可能性は何か、ブログの限界はどこか。そこのところをもうすこし一歩進めて考える時期にさしかかっていると思う。
それにはアクセス解析やRSSなど、あるいは、ブログの検索上の特性など、「己」を十分に知る必要がでてきている、ということなのだろう。そんなこのブログにとっては、なかなか刺激的な一冊だった。