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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2007.11.18
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「スピノザ」  無神論者」は宗教を肯定できるか <再読>
上野修 2006/07 日本放送出版協会 107p
★★★★☆

 スピノザの主著は「エチカ」とされている。しかし本書では、同時期に前後して交互に書き進めれた「神学・政治論」をテキストに話しは展開する。<再読>してみて、初読の時とほとんど印象がかわらない。引用したいところもほとんどおんなじだ。著者の上野には、やはりこの書と同時期に書き進めた「スピノザの世界 神あるいは自然」がある。昔、自分が書いた感想を読み直してみて、読み手としての直感的感想はあまり変るものではないが、ああ、あれからずいぶんと遠くへ来たなぁ、という想いが湧いてくる。

 この本のテーマ、「無神論者」は宗教を肯定できるか、について言えば、本書によれば肯定できる、ということになる。しかし、それは、宗教は真理を表わすものではないが、宗教は存在することは肯定できる、ということになる。もちろん信仰者達にとっては、真理であるがゆえに宗教を肯定しているわけだから、ますますスピノザの反逆精神に逆なでされてしまう、ということになる。

 「スピノザの世界 神あるいは自然」も、いづれ近々再読する必要があるだろうが、スピノザの<神>概念は、むしろ大自然そのもの、宇宙そのもの全体を現しているようだ。もちろん、これは東洋的宗教観につながるもので、東洋人としてはなんの違和感もなく理解することも可能なのだが、このキリスト教的、あるいはユダヤ教的神概念の徹底している時代に、「東洋的」などという軟弱な形容詞を使わずに、ひとつひとつ一からプログラムを書き出したようなスピノザの、発想と努力には、当然彼個人の特性もあっただろうけれども、ユダヤマインドの徹底した合理性が感じられる。

 これだけの反逆者スピノザについて、Oshoはどういっていたのだろうか、とちょっと振り返ってみるのだが、私の知る範囲では、この二者の接点はないのではないか。たわむれにネットをググってみると、こんなページがでてくるから面白い。二者には直接のリンクが張られてはいないが、同じページに写真つきで紹介されている。この辺は、図書館から借り出した本をいくらめくりつづけても、たどりつけない世界だろう。いずれ、このようなネット情報をもっと取り入れたブログ展開をしてみたい、と思っているので、それは、今後の「インテグラル」カテゴリでの宿題とする。






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Last updated  2009.02.11 18:55:52
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