「篦棒(ベラボー)な人々」戦後サブカルチャー偉人伝
竹熊健太郎 2007/12 河出書房新社 文庫 357p
No.1007★★★★☆
「ダダカン」で図書館の蔵書を検索したら、この本がでてきた。もっともこちらは1998年の初版本。この本、どうやら最近再刊されたらしく、今話題になっている(かも)。先週の日曜のNHKの「週刊ブックレビュー」でも紹介されていた。著者本人もいたってご機嫌で、ご自身のブログで感想を書いていた。
当ブログの1000冊目で「千夜千冊」のどてっぱらにぶち当たったら、そこには「ダダ宣言」があった。当ブログでも、以前、ダダカンについて書いたことがあった。この本でのダダカンについてのインタビューは貴重だ。こんなインタビュー、他には多分ほとんどないだろう。私も師のご自宅を訪問したから、その雰囲気はよくわかる。
なにも、にわかウィトゲンシュタインのファンを気取ることもないが、私はダダカンのことになると、ほとんど言葉を失う。語るべきではないことは語れないということだろうか。この本、私の次の人が待っているようだ。ダダカン追っかけで見つけた一冊だったので、他の方々についての部分は割愛した。