|
カテゴリ:読書 ノンフィクション
古代のインドでは人生を四つに分ける思想があった。
「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」遊行期は人生最後、いわゆる老人が子供返りしていくような時期の事を表すそうで。 人生の最後は誰もが還って行くものであり、介護される側になって他人に迷惑をかけたくないだの、下の世話されるのが嫌だのいうが、子供の頃すでに経験済みなんだし、人に助けてもらう事を恥じても仕方がないというような事を書いたのがタイトル絡みの話ですね。 基本的にはある意味五木寛之という作家の定番である、鬱であるとか陰であるとかが即悪いものではない。 光があれば影もあり、暗い事を悪い事ととらえる事はやめましょうというような事が書かれています。 基本姿勢はいつも変わらずに、その時その時に起きている事件であるとか報道について扱っているという感じですね。 そういう意味では無責任に発言をころころ変えるような事もなく安心感があり、私のように陰で鬱な人間にはありがたく思えるものですね。 人は生きているだけで価値がある。 これが私に当てはまるかどうかは知りませんが、こういう言葉が欲しいと思う人は多いだろうなとは思います。 今は躁の時代が終わり、鬱の時代であると感じられる人は目を通すのもいいのかもしれないですね。 遊行の門 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月22日 14時19分54秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書 ノンフィクション] カテゴリの最新記事
|