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カテゴリ:読書 ノンフィクション
アメリカという存在は世界にとって非常にやっかいな存在になっています。
私はアメリカのスポーツやら音楽を非常に好むわけですが、国家という存在のアメリカというものに対しては手放しで好意的になる事はできません。 一度覇権国家となった国家は絶対に覇権を譲る事だけはできないとして、自らの影響力を世界的に知らしめし続けない事には存在意義がなくなるとばかりになるものだったりします。 ましてや、人工国家であるアメリカは覇権国家から滑り落ちたらばその瞬間から国民のアイデンティティーが消失するくらいの勢いがあると理解しています。 そんなアメリカは今年から大統領が変わりました。 世界的にバカと評され、世界に混乱と破壊をもたらしたブッシュ大統領に代わり、「チェンジ!」という言葉で、新しいアメリカを期待させるのが、アメリカ初の黒人大統領のオバマ大統領です。 前任者が前任者ですので、ある意味では誰がなっても人気が出るものだとは思いますが、ある種の熱狂とともに当選したオバマ大統領は悪い要素よりも、そこまで手放しで褒めていいの?というくらいの期待を背負っていると感じられます。 私も中身云々よりも、熱狂のイメージばかりが思い浮かびます。 ただし、共和党ネオコン路線というものに対し、大概にせいよと思っているので、民主党に変わった事によりアメリカの暴走が止まるという事を期待はしています。 日本にとっては民主党政権というのが手放しで喜べる相手ではないというのは承知の上ですけどもね。 しかし、私の予想は市場原理主義によって外されまくったストッパーを作り、保護貿易的な転換を見せる事によって、アメリカへの輸出という日本の稼ぎへの悪影響という視点がありました。 ところが、この本に書かれている事は私の想定する事なんていうものとは全く違います。 というか、信じたくない事ばかりですね、オバマが向かっている方向はブッシュが可愛く見えるくらいの好戦的なものであり、ロシアをぶっ潰し英米覇権帝国主義を確固たるものとする事。 そのためには核兵器使用の第3次大戦まで視野に入れている、ファシストであると。 そういった事を、オバマの裏にいるウォール街金融勢力と、狂気のロシア嫌い外交家ブレジンスキーの存在に焦点を当てて説明しています。 正直、私にはこれが本当の事であるのかどうか判断できません、信じたくないという気持はありますが。 ただ言える事は ムッソリーニにしろヒトラーにしろ最初から独裁者として君臨したのではなく、大衆に圧倒的に支持され政権についたという事実があるという事くらいでしょうか。 あまりにも、熱狂的に支持された政権というのは逆に危険な部分をはらんでいると。 イントロダクション オバマ新大統領の正体を暴く必要性 1 オバマ新大統領の危険度 大統領の雌雄を決した金融救済案 ヒラリーではなく、オバマが選ばれた理由 オバマ型ファシズムが始まる オバマ中毒の心理的分析 オバマを知るにはまず側近を見よ オバマを教化・洗脳した「見えざる政府」 2 バラク・オバマの黒い役割 アメリカで決行された「大衆クーデター」 再燃するブレジンスキーの報復主義 「変革」が真に意味するもの 3 オバマのアメリカと新しいファシズム オバマ政権が引き起こす災厄 民主化という名のファシズム とりあえず、これに書かれている事がそのまま事実、もしくは方向性としては事実であった場合最悪なんていうものではないので、困るのですが繰り返し私には判断ができないとしか言いようがないので、誰か真偽をレクチャーしてくれないものかと思います。 オバマ危険な正体 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月28日 20時58分33秒
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