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カテゴリ:読書 ノンフィクション
私は宗教に対して、非常に疎いのですが、どうしても宗教による非寛容からの大暴走というものが理解しがたいものとして、マイナス面ばかりを強調してみてしまう傾向があります。
少なくとも一神教については、完全にマイナス面ばかりが頭に浮かんでしまいます。 それなのに、宗教というものは今後も無くなる事はないでしょうし、文化や生活に結び続けて行く事でしょう。 と言う事で、宗教ってどういう事なのかと気になったりするので読んだのが本著。 サブタイトルが「見えない世界の逆襲」であり、宗教というのは目に見える世界と目に見えない世界と二つに分けた場合の見えない世界に力点を置き、目に見える世界との橋渡しにするという事であるとしています。 なんとなく分かるような、理解しきれないというか、感覚的に知らない事が多いので、どうにも読後にそういう事だったのかとはならないですかね。 著者はプロテスタントと言う事でプロテスタント視点で、キリスト教の教え神学とはこういったものというのを記したものですが、予備知識が少ない状況で読むには、ハードルは高めに感じられます、「はじめての~」と銘打っているのでもう少し初心者向けかなと思ったんですけどもね。 神学をこれからガッツリやるつもりならば、いい入門書になるのかもしれないですけども。 序 章 「見える世界」と「見えない世界」 なぜ、宗教について考えるのか? 第1章 宗教と政治 神話はいかに作られるのか? 第2章 聖書の正しい読み方 何のために神学を学ぶのか? 第3章 プネウマとプシュケー キリスト教は霊魂をどう捉えたのか? 第4章 キリスト教と国家 啓示とは何か? 第5章 人間と原罪 現代人に要請される倫理とは? 第6章 宗教と類型 日本人にとって神学とは何か? はじめての宗教論(右巻) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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