|
カテゴリ:読書 小説
「九つの殺人メルヘン」「浦島太郎の真相」に続く、ヤクドシトリオと桜川東子による雑談型安楽椅子探偵もの第3弾。
メルヘン、日本昔話と来て今回のメインはギリシャ神話。 とはいえ、案の定というかやっぱりというか、一番力を入れているのは、どう考えてもヤクドシトリオのサブカル雑談というか、ヤクドシトリオの小学校時代の思い出話。 本当にとりとめがないというか、酔っ払いのオッサンたちの懐古ネタというか(笑) ギリシャ神話はメルヘンや日本昔話よりは詳しくは無いですが、扱っているネタがトロイの木馬であるとか、メデューサとか私でも知っているレベルの有名な話ですので、無理矢理実際に起きた事件とつなげている力技感は強いですが、まぁ分からなくはないと。 気楽にたわいもない話を楽しめる人には、ミステリーの力技を十分に堪能できますね。 このシリーズ、次はどこから引っ張ってくるんでしょうね?西洋、日本、西洋という順番ですから次は和物になるのか、東洋というくくりで中国あたりの元ネタを持ってくるのか、有名な元ネタが沢山ない事には短編として1つにまとめにくいでしょうから、ある程度限られるとは思いますが、果たしてどうなるんでしょう?と次がある事を前提で考えてみたり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月16日 21時23分46秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書 小説] カテゴリの最新記事
|