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カテゴリ:読書 ノンフィクション
どうでもいい事ですが、私には向上心のかけらもありませんので、常に何か成功したいであるとか、物凄い勢いで金を稼ぎたいというような欲求は持っていません。
金が欲しくないといえば嘘になりますが、そのために何か努力してやろうなんていう気持ちは持ち合わせず、誰かうちのポストにうっかり1億円くらい配達していかないかなとか、絶対にあり得ない妄想をするだけで終わっています。 という事でいわゆるビジネス本なんていうものは縁がありません。 そもそも向上心がありませんので、何かしなければいけないなんていう焦燥感を持っていませんし、そもそも誰でも簡単に成功するための法則であるという類の何故か本屋さんの目立つ所に山積みされているようなものを見ると、誰でも成功するなんていう事はありえないというごくごく当たり前の結論しか見えませんし、みんなが成功してみんなが金持ちになるとするならば、財源は?と聞きたくなるくらいです。 また、私はこうして成功しましたというような類のものは、単純に自己顕示欲の塊の成金が、どうだすごいだろうと自慢するだけのものという偏見を抱いているのでそもそも読む人に気がしれないといった態度です。 まぁ、勝てば官軍という風になるのも分からないではないですが、短期的成功が単なる一発屋でないと言い切れるの?とか。 本著は、ビジネス本もどきとして、よくある誰でも簡単に金儲けに成功できますよというような類の本を取りあげて、ビジネス書もどきとして、バカだろ?とツッコミをいれるものですね。 前提として、誰でも簡単に金儲けに成功する法則なんてありえないというのはありますが、成功=金儲けという拝金主義者のさもしさを金さえ儲ければ偉いという固定観念にとらわれているくせに、偉そうに自分の紹介するやり方と対極にいる人間をバカにするような事がよく言えたもんだなと突っ込んでみたり。 ビジネス書というよりも、自己啓発セミナーであるとか、変なカルト宗教のように、便所掃除をするだけ成功が転がり込んできますとか、ありがとうと声に出して1日1000回言えば、おのずと成功が近寄ってきますとか、何か頭にわいていますか?というものにもいちいち突っ込んでみたり。 もどき書を読むくらいならば、長期的に成功したと言える企業のトップ(本田宗一郎とか松下幸之助とか)の自伝を読めといくつか紹介し、そしてビジネス書もどきが概ね持ち得ている簡単に金儲けしましょうというスタンスを真っ向否定するために、働くとはこういうことだというような例をあげまくって一応のまとめとしています。 で、おまけとしてビジネス書のベストセラーというものを読んで採点するというものをつけています。 まぁ、実際に読んでいませんが引用されているビジネス書もどきって、私が思っていた以上にそれはギャグで言っているのか?というものだらけなんですね(苦笑) こんなものを出版するくらいならば、他にもっとないのか?と本気で思ったり。 でも、何気に思ったのは、この著者なんだかんだとヒマなんじゃないかって。 ビジネス書もどきと分類しているものを何冊も何冊も読むのって結構な苦行にしか思えないので(苦笑) 結論として、私はやっぱり必ず誰にでも簡単に成功する法則というような類の本は手を出さないなというくらいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月09日 21時49分25秒
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