蚤とダイエット

＞「いろんな食品をバランス良く食べないといけないよ」と、

＞医師も栄養士も管理栄養士も親も教員も猫も杓子も、言っています。
＞新聞記事や食育セミナー・パンフレットにも書いてあります。
＞もうこのことが日本人全員の常識になりつつありますね？
＞というか、なってしまいました。

＞しかしぼくはこのことに異論があります。体験的にそう感じています。
＞そのことを書きますね？

冒頭の部分↑は前回の記事とおなじ文章です。

さて、雑食動物ってどんな動物なのでしょうか？

「いろんな食材を食べないと健康に生きていけない動物」

ということなのでしょうか？

野生の動物でそういう動物っていますか？思い当たりますか？
ないと思います。
野生の動物は自分の生活圏にある物しか食料には利用できません。
例えばニホンザルが日本の野生の中でバナナを食べることはできません。

では具体例を挙げましょう。
ご登場願うのは････、
この↓方！

ゴキブリちゃんで～す。

ゴキブリは雑食昆虫として有名ですね？
ではどんな物を食べているのでしょう？

＝＝＝＝ここから引用＝＝＝＝
『ゴキブリの生態』より

●ゴキブリは雑食性
人間の食べるものなら何でも食べる雑食性です。
その他に書物の装丁、ノリ・紙・皮・髪・タン・唾・糞・動物の死体・
人や動物の排泄物、配水管などにこびりついた汚泥なども好んで食べます。
【出典】　http://www.gokiburi-kujo.com/gokiburi/life.html
＝＝＝＝引用ここまで＝＝＝＝

では、ゴキブリはこれらの食物を全部バランス良く食べないと
健康に生きていけないのでしょうか？
人間の食物を食べるのは分かります。さらに、
書物の装丁、ノリ・紙・皮・髪・タン・唾・糞・動物の死体・
人や動物の排泄物、配水管などにこびりついた汚泥なども
食べないとゴキブリは長生きできないのでしょうか？

では、ゴキブリって
人間の食べ物と
書物の装丁、ノリ・紙・皮・髪・タン・唾・糞・動物の死体・
人や動物の排泄物、配水管などにこびりついた汚泥など
があったらどっちから食べ始めるのでしょうか？

＝＝＝＝ここから引用＝＝＝＝
『ゴキブリのからだ』より

なんでも食べるといっても、
食べ物が豊富にあるときは好きな食べ物を選びます。
ゴキブリはパン、ふかしたジャガイモ、米ぬか、バナナ、バター、
食用油などを好みます。タマネギのにおいは好きですが、
実際好んでいるわけではないようです。
【出典】 http://www.keddy.ne.jp/~scitech/kitchen/goki/page01.htm
＝＝＝＝引用ここまで＝＝＝＝

なあんだ。やっぱり人間が食べる物の方が好きなようですね？

つまり何が言いたいかっていうと、
ゴキブリは、好きな食べ物が得られなくなっても、
人間だったらとても食べたくないような物ですら、食べることができて、
それによって生き延びられる、ということなのです。これこそが、

【雑食】

なのではないでしょうか？

だからこそ、ゴキブリは【生きた化石】とも言われていますね？
なんと３億８千万年も昔から現在とほとんど同じような
形で存在してきたそうですね？

まとめます。
つまり「雑食動物」とは、

【本来の食性に合った食物が無い場合でも、他の物を食べることで
生きながらえることができる動物】

ということが言えそうですね？

「なに言ってやんでぇ、ゴキブリなんてたかが昆虫じゃぁねぇか。
昆虫と人間さまを一緒にしないでおくんなさいまし！」

というコメントがありそうなので、先に手を打っておきます。（笑）
では次回では、哺乳類を例に挙げますね？

（つづく）



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