テーマ:正しい食育ってなに?(1640)
カテゴリ:長寿者について
前回の近藤博士の記事がずいぶん前になっているので、その最後の部分を
再掲しますね。(太字がそれ) この研究に私が取り組むようになった昭和2年のころは、 世間の学者はだれも長生きの研究などに目をつけていませんでした。 「健康で長生きしたい」というのは、万人の願いでしょうが、 それを研究する学者がいない。栄養学はむかしから立派な研究を 発表していましたが、その栄養学者も「長生き」というところには 目をつけていなかったのです。 近藤正二博士も「最初から食生活を調べるつもりではなかった」という。 他の学者が言うことに疑問を感じたようですよ? そこで牛乳に相談だ、じゃなくて近藤博士に聞いてみよう! 「遺伝だ」とか「気候がいいところが長生きする」などという考えや、 「重労働のところは早く老化して長生きをしない」とか、 「酒を飲むところは短命で、秋田県の人が日本一短命なのは、 ドブロクを飲むからだ」などとみんなが言うものだから、 あるいはそうだろう、と思ったものです。しかし、そういうことを 説く人が、実地調査をやっていないのです。 そうして近藤博士は、長寿、短命の決め手になるのは 長い間、何十年というあいだ毎日続けてきた食生活にある。 と、述べています。それが結論だ、とも言っています。 近藤博士自身もそれが 「まさか決め手になる原因とは思っていませんでした」 とも書いています。 しかしながら、近藤正二博士のこの発表は現代の栄養学には全然活かされていません。 さて、どんなことが活かされていないのでしょうか? それは次回の記事にて。 日本の長寿村・短命村新版 (この本はアマゾンでなら中古で手に入ります。) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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