23日の判決で、「
[中国兵「百人斬り」]原告の請求を棄却 東京地裁」ということだ。
この「百人斬り」について初めて知ったのは鈴木明『
「南京大虐殺」のまぼろし』という本。
その本を読んで、いわゆる「百人斬り」は、(おそらく、後に処刑された当事者も承知の上での)でっち上げだろう、と感じた。
実際にあったことではない、という点については、説得力のある本だ。
ただし、「南京大虐殺」については、軍を揚げての組織的な虐殺はなかったが、結果として、非戦闘員も大量に殺したのだろう、と思わせられた。
ずっと時間がたってから読んだ石川達三『
生きている兵隊(伏字復元版)』でも同じ印象を受けた。
今回の判決は、遺族としては、さぞ無念なことだろう。
しかし、でっち上げ記事は、毎日新聞や朝日新聞に限ったことではない。読売でも産経でも同じ事は起こっているのだろうと思う。
もちろん、読売も産経も、でっち上げを指摘されれば「捏造ではない、真実だ」と強弁してはばからないのだ。
この裁判で、毎日や朝日を批判する新聞もあるだろうが、それこそ「目くそ鼻くそを笑う」だ。
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