だいぶ前に放送されたものをやっと見た。
軍用犬を取り上げた珍しいドラマ。
原作の小説があるそうだ。
ただ、主人公の出征までがバタバタしていてわかりにくい。
なぜ前の飼い主はシェパードを手放さなくてはならなかったのか、そのあたりが不明。
出征してからはわかりやすい。
殺さなければ殺されるという状況の中、軍人に向かない性格の主人公が軍人化していく。
軍人の描き方が、最初の方はあまりにも累計的すぎて面白くないのだが、しだいにうちとけていき、軍人もまた一人の人間であるという描き方になる。
主人公を演じたのは勝地涼。
この人は目がいい。
「サトウキビ畑の歌」「亡国のイージス」「ラスト・サムライ」などで光っていて印象に残っている。「この胸いっぱいの愛を」もあった。
中村獅童、劇団ひとり、角田信朗など妙に贅沢な取り合わせ。
若い女性教師が、どうも見覚えのある人だと思っていたら、なんと、仲里依紗だった。「日本人の知らない日本語」の時と別人のようだ。たいしたものだ。
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