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カテゴリ:マス・メディアにつっこみ
今年もまた全国学力テストが実施されたそうだ。
すでに弊害の方が大きいと実証されていると思うのだが、どうしてこんなことを続けるのだろう。 なぜか産経新聞は「学力テスト10年 競争が向上につながった」といって持ち上げているが、学力テストで上位になった自治体や学校にはどんないいことがあったのかということには全く触れていない。 ただ競争させること自体が目的らしい。 これが100メートル走なら純粋に早さを競うこと自体が目的なのだから、数字を競うのは当たり前。しかし、学力というのは数字だけではかれるものなのだろうか。 『「学力テストでトップ級」秋田県は、なぜダメなのか』という文章では、学力テストには全く意味がなく、学力トップになったところで何もいいことはないということがはっきり書かれている。 点数を競うこと自体が目的になった結果、過去問題を解かせて対策を練ることが現実に行われている。 記事 馳浩のいうようにまさに本末転倒だが、こんなことがまかり通るようになったのは文部科学省の責任だろう。 こんなものにいくらかかるのかと思ったら、ここに金額が書いてあった。 1回あたり50億円かかり、それを10回実施しているのだが、500億円使っているわけだ。 点数だけを競うテストを続けるよりも、その予算で教員を増やす方が学力の底上げにつながるだろう。 こんなことに私の納めた税金が使われているのは納得できない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.09.02 20:38:03
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