![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/32aa5d3d.6c330ab0.32aa5d3e.db804105/?me_id=1400557&item_id=10029110&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fyocoreco%2Fcabinet%2Fdvd2%2Fnsds5989-nhk.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
1976年に放送されたドラマ。BSで放送された。再放送も見たはずだが、例によって記憶は当てにならない。
鶴田浩二がメインで、若者として水谷豊と桃井かおりが出ていたことは覚えていたのだが、なんと、第一部の主役は森田健作だった。
母親が久我美子で、鶴田浩二との間に何かあったらしいというのがシリーズ全体をつなぐ謎で、あとは各回ごとの独立した話になっている。ただ、第1話で、桃井かおり同じ警備会社に入ることになるきっかけが描かれる。
とにかく、時代が違うので、「ああ、あの頃はこうだった」という風俗が描かれているのも興味深い。
鶴田浩二は、特攻隊の生き残り、という本人の経験を生かした設定になっている。(現実にはそうではなかったのだが、世間はそう思っていたし、本人も気持ちはそうだったらしい)
まだ軍隊経験者が現役で仕事をしていた時期なのだ。
私は、このドラマの10年後ぐらいに、職場で、海軍にいた人が同僚になったことがある。
物語はいかにも山田太一らしい話で、一人一人の人生の後ろにあるものに目を向けながら、過去の清算の話にはなっていない。
いろいろ懐かしい。