「ブギウギ」を見ていたら、主人公の弟が出征する場面でのこと。
「行って参ります」と言ったところ、見送りに来た近所の人が、「参ります」は帰ってくる気があることになる、うちの息子は「行きます」と言って出征した、ということを言ったので、「行きます」と言い直していた。
なるほど、「参ります」は「戻る」「帰る」という意味があるような気はするのだが、「そちらへ参ります」「神社に参る」というように、「行く」という意味もある。
しかし、「行って参ります」を「行ってきます」と言い換えてみると、戻ってくるという意味が感じられる。
おそらく、出征や出撃の際には「行きます」というのが一般的だったという根拠があってのことなのだろう。
さて、「行きます」だが、この言葉から「アムロ、行きます」を連想した人は多いはず。
あの言葉も、出征・出撃の際は「行きます」というものだった、ということがあってのことなのかもしれない。