![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/0f7279fb.9804464f.0f7279fc.0c2353b3/?me_id=1276609&item_id=13216638&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbooxstore%2Fcabinet%2F01218%2Fbk4142231642.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
NHKの「100分de名著」を見ている。今月は宮本常一。解説者は畑中章宏という研究者。
この人の本は何冊も読んだし、毛利甚八「宮本常一を歩く(上・下)」も買って読んだ。
気になるのは「土佐源氏」をどのように取り上げるのか、という点だ。
21日はいよいよその「土佐源氏」の回だった。
フィクションではないかとい問題は避けて通れない。解説者はこの点について、次のように述べていた。
「土佐源氏」は実際に検証が行われていてモデルの人物はいたが一部創作が指摘されている
ばくろうの人から各地で話を聞いて「土佐源氏という1つのキャラクターにした
民俗学の聞き書きの場合脚色して虚構化する語りが認められている
(老人が)サービスをして話を盛ったり 仲間の体験した話を自分のことのように話したのかもしれない
なるほどそういうことはあるだろう。柳田国男だって、聞いたものをそのまま記録して発表したのではなく、自分のフィルターを通して残ったものだけを発表していただろう。
それでも、モデルにされた人の家族にとっては不愉快であることにかわりはないだろう。