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テーマ:国語・日本語(161)
カテゴリ:気になる言葉・文字
「偉そうに注意喚起するな」フジ社長、大谷新居への謝罪に批判殺到 “他人行儀”に疑問相次ぐという記事にこんな文章があった。
フジテレビは5月24日放送の『めざまし8』内で、ロサンゼルスの高級住宅地に大谷が購入した約12億円の豪邸の外観や間取りなどを詳細に取り上げた。近隣住民のインタビューなど“野次馬根性丸出し”の内容が批判を集めた。 会見では「新居に多くの観光客や地元の方が訪れる状況が発生しているということですので、今週、放送やホームページ上で視聴者の皆様に大谷選手の自宅をはじめ、プライベートな空間を訪れることはお控えいただくようお願いいたしました」といった発言も飛び出し、この“他人行儀”な内容にネット上では辛辣な声が並ぶ。 フジテレビがどんなに配慮がない報道をしても不思議はないが、これに対する批判が「他人行儀」というのは妙だ。「他人行儀」は、親しい間なのによそよそしくすること。 自分が当事者なのに当事者ではないような顔をしているというのであれば、「他人行儀」ではなく「他人事《ひとごと》」だろう。 「他人事」を「たにんごと」と読むこともあるが、この語は「ひとごと」と読むべきだ。 もともと「ひとごと」で、それを「人事」と漢字表記したところ、「じんじ」と混同されるようになり、違いを明らかにするために「他人事」と表記するようになったものだそうだ。ところがその漢字表記につられて「たにんごと」と言うようになったそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.06 15:27:56
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