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カテゴリ:時計
置き時計にマントルクロックというのがある。
暖炉の上のシェルフとかマントルピースと呼ばれる上に置かれた時計の事で、 元は1750年代にフランスで登場したらしい。 同時期で同じ位の大きさのチャンバークロックと違い持ち運びのハンドルが無いのが特徴。 当初は貴族の為の時計だったので、富の象徴のような豪華できらびやかな手間の掛った時計であった。 手持ちのマントルクロックは文字盤の下にLONDONの銘が入っていて、 今でもネットを突くとLondon Clock Co.というメーカーは存在しているけど、 家の時計とは関連性は無さそうだ。 一応、ロンドン・クロックの創業は1922年であり、3世代の家族による経営により継続されて、 今では、マンディ・スチュアート氏が率いる同社のデザインチームが、 ケントのスタジオ内で全ての設計とデザインがされているらしい。 とにかく、ネットで突いても何も出て来ないので、 文字盤上のCh.Lawisというのがメーカー銘で、ロンドンで作られたものか、 Chというのはシャトーを表すのでロンドンで作られてフランス向けに輸出されたのか、 単純にCh.Lawisという人物に頼まれて作られたのか良く分からないでいる。 時分針は真鍮の飾針、文字盤はどうやらエナメルの七宝で直径105mm。 本体の木の材質は良く見る木目がはっきりしたオークではなく、 緻密で硬質なのでマホガニーと思われ、金属部品は全て真鍮で構成されている。 一見地味だけど、高さが280mmなので、結構存在感があって手間も掛かった時計。 かつては暖炉の上に置かれ、家族や友人達が集う場所に置かれたマントルクロック。 この時計は、往時にはどのような光景を眺めていたのだろうか。 中の機械は、テンプが一番上に独楽のように置かれていて、 全体の機構は古い枕時計のそれに似ている。 時打ちと30分の時報は、両サイドの色褪せた赤い布が張られた真鍮枠と 裏側に布が貼られた背面にある、弦楽器のサウンドホールの様なS時穴の3か所から、 チーンチーンと良く通る音で聞こえて結構煩いので、 寝室から離れた場所に置かないと、その度に目を覚ます事になる。 裏蓋を開けた所。 結構、厚い材が使われていて見えない部分の加工も手抜かりがない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.04 19:29:28
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