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カテゴリ:モンゴルでの衣食住、買い物
今日はちょっとついてない日でした。
朝起きて、シャワーを浴びてた時のことです。いつものようにシャワー室で、気持良く頭からシャワーを浴び、シャンプーで頭を泡で一杯にした時でした。急に、シャワーが弱くなってしまいました。 「あれ?どうしたのかな?」と思う間もなく、弱々しい水が、一気に冷水になりました。一度、全部止めて再び出しますが、お湯はもう出ません。お湯の蛇口からは何も出てこないのです。仕方なく、水側をひねると、今度は本当の冷水が出ます。 えー、ちょっと待ってよ、頭は泡だらけだし、もちろん裸だし。しかも、水と言っても日本の水道レベルではなく、氷水にしたような冷たい水です。そりゃそうでしょう、もう何か月も氷点下以下が続いてる国です。 シャワーから出る水の冷たさは、日本人には耐えられない温度です。こりゃ、困った。どうしよう?ちょっとシャワーを頭にかけてみましたが、痛いほどの冷たさです。 「あ、さっき電気ポットでお湯を沸かした!」ことを思い出し、バスタオルを頭に巻いてキッチンへ。そして洗面器も持ってきました。まず、洗面器に冷水を入れます。触るとやっぱり「ひゃっこい」です。素手でこんなに冷たいから、頭や肩なんて想像できません。 そこへ、電気ポットのお湯を入れました。本当は、温かい温度になるまで入れたいのですが、冷水の力の方が圧倒的に強いので、お湯の力がすぐ負けてしまいます。お湯の量は限られているのでですので、とにかく「日本の水道水」のレベルまで温度を上げようと入れました。 なんとか、日本の水道レベルまで上げて、早速すすぎます。ですが、一気に洗面器からざぶーんとかけるわけにいかず、頭を洗面器に突っ込み、ちゃぷちゃぷすすぎます。なかなか思うようにはすすげません。 確かに、シャワーをたっぷりかけて洗うのに慣れているせいか、これでは調子は出ないし、しかもかがんでいると段々腰も痛くなります。時々、お湯は出るかな?とひねってみますが、やっぱり出ません。水が、シャンプーで一杯になったので、もう替えないといけません。 仕方なく、お湯・・ではなく、この冷水ではない水を捨てて、もう一度冷水にポットのお湯を混ぜました。かなりお湯を使ってもなかなか温度は上がりません。結局、お湯はこれで使い果たしてしまいました。 当然ですが、このお湯はこのために沸かしたのではなく、コーヒーでも飲もうと思って沸かしてたので、大した量ではなかったのです。もう一度、頭を洗面器に入れて、ちゃぷちゃぷ・・・こんなに水を大切に扱ったのは久しぶりのような気がします。 でも、やっぱり2杯目でも「よし、これですっきり!」とはいきません。仕方なく、ポットを持ってキッチンへ行き、今度は大量にポットで沸かしました。そして、その間また残っているお湯でちゃぷちゃぷ・・・ また、試しにお湯の蛇口をひねってみました。すると、本当に少量ですが、ちょろちょろ出てきます!おー、これは逃すまい、またいつ途切れるかわからないので、必死に蛇口を開けました。 確かにお湯です。相当細いお湯でしたが、贅沢言ってられません。必死で頭にかけ、シャンプーを流しました。お湯の量はなかなか増えませんが、お湯は熱くなってきました。少し水も混ぜながら温度調整して、なんとかフィニッシュです。 いやー、今日ほどお湯のありがたさを感じたことはありません。以前、南ゴビに行った時夏でしたがシャワーのお湯が出ず、結局あきらめたことがあります。夏でも、相当冷たく、私の肌では無理でした。 最初から出ないという日は何度かありましたが、洗髪中は初めてでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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