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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2009.03.11
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昨日、久しぶりの授業を終えたら、学科長のBさんがやってきて「今晩、時間ある?」と聞いてきました。聞けば「今日は私の誕生日なの。詳しいことはSSさんに聞いて頂戴」と言われました。

私はどこかのレストランへでも行くのかと思いましたが、そうではなく、彼女の自宅へ行くというのです。私とSSさんとアメリカ人の英語の先生SRさんと3人で行くことになりました。

なんでも、前日(私がモンゴルに戻ってきた日)の夜に、学科の先生たちで食事やカラオケに行ったそうです。ですので、昨日は3人だけとなりました。

何か持っていこうかなと思い、花屋さんで花を買って準備しました。6時半過ぎにSSさんに迎えに来てもらい、Bさん宅へ向かいました。Bさん宅は、都心とはいえないけれども郊外でもないところでした。空いていれば、車で都心部から10分か15分くらいでしょうか?

大通りからちょっと入ったところにあるその家は、なんだかとても大きい感じでした。3-4軒が横に連なって立っている、なんというのでしょうか、都市型長屋?という感じの建物です。

各家が3階建てで入り口も駐車場も独立していますが、建築上は大きな横長マンションのようです。日本でも、土地の少ない都心部で見たことありますが、ここは土地は大きく、各家の大きさもかなりのものです。

中に入ると、まあ一言で言えば「豪華」で「大きい」です。SRさんはアメリカ人としてみても大きな家だと言ってました。Bさんの旦那さんは建築家だそうで、内装はすべて旦那さんが設計したとのことです。日本でもこのくらい大きい家は、見たことないです。

1階がリビングやキッチンになっており、そうですね、リビングは私の東京の家のリビングの倍は軽くありそうですから、少なくとも60畳くらいはありそうです。テレビはパナソニックのプラズマがどーんとあります。53型だそうです。

オーディオもソニーなどで、この家の他の電気製品もそうですが、モンゴルに多いフィリップスやサムソンではなく、ほとんどがソニーなどの日本ブランドです。

キッチンにはお手伝いさんもいました。

食事前に家を案内してもらいました。2階には1番下の男の子が彼の部屋で一人でテレビ見てました。このテレビもちょっと大きい液晶です。そして、彼はとても流暢に英語を話します。

7歳だそうですが、幼稚園からアメリカンスクールに通っているそうです。確かに、目をつぶれば、まるでアメリカ人の子供が話しているように聞こえますし、両手を広げて「Oh,no!」とやる仕草もまさにアメリカンです。

アメリカ人のSRさんは、「なんでそんなに上手なの?」と驚いていました。SRさんとずっと話していても、聞き返したり、途切れたりすることが全然なく、まさにアメリカ人そのものの発音でした。

一緒にダイニングにやってきても、ずっと英語だけなので、思わず私は「君はモンゴル語を話せるの?」と聞いたほどです。こういう子供が増えると、私みたいなにわか仕込みの英語での授業は成り立たなくなるでしょうね。

2階もとても広く、ベッドルームへも案内されました。これまた広く、やはり50-60畳くらいはありそうな大きさです。ベッドルームには、サウナまでついていて、ワインクーラーもあり、テレビ(これまた大型液晶で、天井から吊るされている)を見ながらワインを飲むのが楽しみといってました。

3階は、旦那さんの仕事場と子供のプレイルームがありました。他にもスペースがかなり大きく、ジムでも開業できるのでないかと思えるほど、いろんなトレーニングマシーンが10台近くありました。家庭用というよりプロ用という感じです。

ここに住んでから3年ということですが、まだ完成してないと言ってました。今は庭を造成中で、ジャングルのような緑豊かな庭にして、プールも作っているそうです。家から直接プールに飛び込めるようにしたいのだそうです。全部でどのくらいでしょうか?建坪だけで120-150坪近くはありそうです。

しばらくすると、大学生の子供が降りてきました。彼女には何度か私も会ったことがあります。日本への留学を希望していて、「でも、文部省は難しい」と言ってました。日本に行ったら、医学部に入りたいのだそうです。

前は、日本語の勉強が大変だと言ってましたが、どうも文部省の試験は英語で受けることにしたそうです。日本語と英語、どちらかだそうで、彼女は英語は問題ないので、そっちを選んだといってました。

国立大学からこの家までは、とても歩ける距離ではないし、車でも20-30分はかかります。バスなら何回も乗り換えでしょう。

私が「どうやって通っているの?」と聞くと「運転手」と答えました。要するに、彼女専用の車と運転手がいるというのです!なんとまあ、大学生にして運転手付で通っているというのです。

もし東京の大学へ入ったら・・・狭いワンルームマンションで、満員の電車通学となるでしょうが、耐えられるのかな?とちょっと心配です。



とまあ、ここまで書いてくると「なんでそんなにお金持ちなの?」と思うでしょう。私もそう思います。建築家というのがモンゴルでどれほど儲かるのかはわかりませんが、どう考えてもかなりの金持ちのようです。

旦那さんはドイツで6年ほど勉強していたようです。Bさん自身は、ロシアに留学してました。

日本でも、滅多にお目にかかれない(私自身、日本の金持ちの家を知りませんけど)ような家に住んで、男の子は英語ぺらぺら、女の子はショーファードリブンの大学生。

奥さんであるBさんの給料は国立大学の教員で公務員ですから知れてます。それでも、こういう生活をしてるんだ、と思うとさすがにびっくりです。まさに格差ここにありという感じでした。

旦那さんもBさんもとてもいい人で、暖かく迎えてくれました。総じて、私が今まで行ったモンゴル人のお宅は、中の上以上だったと思いますが、今回のお宅は間違いなく上です。

ただ、これだけの家ですから、どんな料理が出てくるのかとちょっとドキドキしました。テーブルもかなり立派で、ダイニングの雰囲気はヨーロッパ調です。

ですが、食事は非常にシンプル。簡単なサラダや芋のフライみたいなのに、ボーズだけ。多分、お正月のボーズがまだ冷凍保存されていたのでしょう。この辺りは、食が大好きな日本人とはかなり違います。

日本人の「普通の」食卓のほうがあるかに立派でしょうね。やはりモンゴル人はあまり食には関心がないと思っていたことは、かなり事実なんだろうなと思いました。

水道や暖房が満足に届いてないゲル集落がウランバートル市内にもまだまだ多いことを考えると、途上国での格差の大きさをまざまざと感じました。インドあたりは、この差が途方もなく大きいのでしょう。





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Last updated  2009.03.11 12:48:35
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