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カテゴリ:世界とモンゴル
モンゴリアン・マイニング(MM)のことをブログに書いたばかりなんですが、そのブログの翌日25日にMMが中国に合弁会社を設立するとの発表がありました。
合弁会社を作ること自体は、どうということはないのですが、いろいろ心配なこの時期に新たな投資を伴う会社を設立することが気になりました。 ネットニュースによると 「モンゴルの炭鉱事業者、モンゴリアン・マイニングは25日、天津空港経済区に旭陽鉱業有限公司とコークス用炭の販売に従事する合弁会社の設立計画を発表した。旭陽鉱業はコークスや石炭化学製品の生産・販売大手、旭陽鉱業集団の傘下企業。」 とあります。 要するに、旭陽鉱業集団傘下のコークス工場を含む河北省でコークスの販売活動を強化するための合弁会社だそうです。 「合弁企業への投資総額は1400万元で、うち1000万元を登録資本金とする。出資比率はモンゴリアン・マイニングが51%、旭陽鉱業が49%」とあります。 51%とありますから、MM主導の会社でしょう。総投資額の半分としても700万元、日本円で約1億1千万円以上は必要です。 今まで1000億円近くも資金調達した会社ですから、こんな金額は問題ないとは思いますが、その存在が心配されている状態なのに・・・ でも、このニュースの良い側面も考えられます。 合弁相手の中国企業である旭陽鉱業有限公司は、アメリカ企業とも合弁会社を作るほどの会社ですから、そこそこまともな会社なのでしょう。 とすれば、「もうすぐ潰れそうな会社」と合弁契約をするはずもないでしょうから、中国側から「総合的に見て」MM社は、合弁相手として評価されているとも考えられます。 そうなると、株価が超低迷しているMMにとっても、いいニュースなのかと思ったら・・・なんと下がりに下がってわずか0.5HK$となった株価が、このニュースの後なのにもっと下がって0.495HK$となってしまいました。 つまり、このせっかくのニュースも、株価にはなんの材料にもならなかったということです。相手の会社は、MMの存続を信じているのでしょうか? もしかして、近いうちにMMがヤバい状態になった時に、いの一番に乗り込めるような関係を築いているというのは、さすがに考えすぎでしょうか? 株価がわずか3年で95%以上も下落し、借金は「絶対に」返せないほど巨額の、しかも国自体の外貨準備が底をつきつつあるモンゴル企業と、新たに組もうという中国企業の意図がよくわかりません。どなたか推測できますか? ただ、少なくとも1億や数億円程度の「小金」は問題なくあるということですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.26 19:02:47
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