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カテゴリ:世界とモンゴル
9月9日は北朝鮮の建国67周年だったそうで、朝鮮中央通信社は祝電を送ってきた国の名前を発表しました。
それによると、9月9日午前までに祝電をくれたのは21か国で、その後にくれた国々と扱いを別にしているようです。つまり早くくれた国が北朝鮮と仲良し国家だとの栄誉が与えられるってことなんでしょうか? その栄えある21か国は以下の通りです。順番は、報道の新しい順です。でも、中国とロシアが最初に来るということは、何か意味ある順番かもしれませんね。 中国 ロシア パレスチナ キューバ ベラルーシ ケニア 民主コンゴ ジンバブエ ミャンマー ザンビア エリトリア タイ ポルトガル インドネシア エチオピア アルジェリア モンゴル ナイジェリア シリア ラオス カンボジア この後も更に20か国が発表されたが、やはり最初の21か国が重要な国と見なされていると言っていいでしょう。 この栄えある21か国にモンゴルは入っています。つまり北朝鮮認定の「トップ21」に入っているということでしょう。 この21か国を地域別に見てみましょう。アジアは7か国、アフリカは8か国、旧ソ連は2か国、中東は2か国、中米は1か国、西欧1か国です。 さすがに西欧はゼロかと思いましたが、なぜかポルトガルがありました。歴史的に仲いいのでしょうか? 次の20か国も含めた合計41か国の地域分布は、アジア11か国、アフリカ17か国、旧ソ連4か国、中東5か国、中米1か国、西欧3か国です。ちなみに追加の西欧はギリシャとサンマリノです。 欧米主要国からは皆無であることは想像できましたが、アフリカからが一番多いのは意外でした。 中国もそうですが、そこそこまともな国は支持したがらない国であってもアフリカ諸国からは結構交流があるんだと思いました。 これに関したWebを見ていたら、「北朝鮮が赤道ギニアの巨額IT事業を受注」なんて記事も目にしました。その額なんと3700億円! 国連の制裁なんてどこ吹く風だそうです。ちなみに赤道ギニアは「アフリカの北朝鮮」と呼ばれるような国だということも知りました。 一般的に考えれば「モンゴルはなんでそんな国と付き合っているんだ?」と思われるかもしれませんが、逆に言えば北朝鮮はほとんどまともな国とは付き合っていないので、日本から見ればモンゴルが北朝鮮への貴重なルートだということがわかります。 ちなみに米州から唯一のリスト入りをした国はキューバですが、なんとモンゴル人はキューバへのビザは不要なんだそうです。もちろん、北朝鮮に対してもも同様にビザ不要です。 日本人がなかなか入れない国へモンゴル人はフリーパスだという事実、普通の日本人の想像力を超えていると言えるでしょう。世界はやはり広いのです。 モンゴルという国を通して世界を見ると、また違った景色が見えます。本当の第三世界のことなんて、日本にいたままじゃあほとんどわからないんだろうなと思う次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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