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カテゴリ:世界とモンゴル
前回1月10日の本ブログで「エルデネバト首相が3月の借金返済は大丈夫と言ったけど、本当なのだろうか?本当ならその返済方法も発表すべき」というような内容の記事を書きました。
まるでその「アンサーソング」かのようなモンゴルのニュースが載っていたのでです。それはエルデネバト首相が借金返済は大丈夫と言った件についてのコメントです。 「モンゴルは現在、経済成長の減速、MNT2.6兆への予算赤字、外国投資の大幅な減少などの重大な状況に直面している。 モンゴルの対外支払を可能にする能力は、IMFや日本などの国際機関からの資金援助や融資を受けることができるかどうかにかかっている。 モンゴルは、IMFや日本から15億ドルの援助を受けることを期待している。 来月に援助が来るとすれば、国は3月に借金を支払うことができる。」 とありました。これはモンゴル国内のニュースです。 つまり、首相は「解決策が見つかった」とか「大丈夫」とか言っているけど、何のことはない、単に「期待している」だけのことのようなのです。 もちろんモンゴルの政治家のいい加減さは、前から重々知ってはいましたが、この通りであるとすれば単なる「希望的観測」であって、なんら確約されたものではないということです。 それにしても、このニュースの中で日本が大きく期待されているのがわかります。簡単に意思決定できる中国に期待しているならわかりますが、そんな話が話題にもなっていない日本で本当にそんな意思決定はできるのでしょうか? もちろん、こうしたモンゴル関連の「非合理的な意思決定」については安倍さんが関与するに決まっていますが・・・ どっちにしても、まだまだ簡単には「大丈夫です!」とは言えないようです。それがわかっているからこそ、市場もエルデネバト首相の発言に何の反応もしないということでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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