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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2021.04.25
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長い間モンゴルの銀行預金の金利は高止まりをしていました。トゥグルグの定期預金金利は大体15%前後という期間が長かったです。

しかもUSドルも高かったのです。それ故に、モンゴルを知っている人はもちろん、あまりモンゴルに縁のない人も「そんなに金利高いなら、預金してみようかな」という人が結構いたのは間違いありません。

もちろん、金利が高いことが即、利益につながるわけではありません。一般的な原則としては、金利の高い国の通貨は下落しやすいので、トゥグルグ建てで増えても最終的な円換算では全然増えてないということはあり得ますし、実際に円換算では減ってしまうというリスクもあります。

その異常に高かったモンゴルの金利も段々と低下していき、普通の国になろうとしています。この半年だけ見ても、金利は減少しています。

まずはモンゴル・トゥグルグの定期預金(ハーンバンク、1年)を見てみます。(尚、以下の金利については、以前お伝えした「パンデミック期間中は預金金利ゼロ」の話とは別であって、通常の状況という前提の金利です。)
2020年12月13日まで 11.0%
2020年12月14日から  9.8%
2021年3月10日から   8.3%
と率にして25%近く、わずか3か月の短期間で減少しています。

次にモンゴル・トゥグルグの普通預金(ハーンバンク、5000MNT以上)を見てみます。
2020年12月13日まで 5.4%
2020年12月14日から 4.6%
2021年3月10日から  4.5%
と、減少率は低いものの、確実に低下しています。

UDドルを見てみましょう。ドル定期預金(ハーンバンク、1年)です。
2020年12月13日まで 3.6%
2020年12月14日から 1.8%
2021年3月10日から  1.8%
こちらは、12月に半減した後は、そのまま継続となっています。

ドル普通預金(ハーンバンク、5ドル以上)です。
2020年12月13日まで 1.4%
2020年12月13日から 0.0%
2021年3月10日から  0.0%
こちらはなんとゼロパーセントです。

以前はドルへの需要を銀行が十分に賄えないので、ドルを集めるために定期預金金利が5-6%だったこともありますが、ついにゼロ金利になってしまったということです。

モンゴルとしてはちょっと驚きですが、世界的に見れば0か0.01%くらいが普通でしょうから、モンゴルも普通の国になったということです。

いろんな要因があると思いますが、トゥグルグ相場の安定ということもあると思います。昨年10月から半年以上、対ドル相場は非常に安定しています。

ここ数年では見られなかった現象です。コロナで輸入が思うようにできず、結果として貿易収支が黒字で安定しているということもあるかも知れません。

今後も為替の安定が預金金利安定のカギになるように思われます。





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Last updated  2021.05.02 22:28:11
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