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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2022.07.12
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カテゴリ:モンゴル国内旅行
車は県庁所在地のウルギーの街を出ると、ほんの5分くらいで舗装道路なしの道が続きます。

国土が日本の4倍もあるモンゴルは、私が住んでいた10年ちょっと前にはまだまだ舗装道路は少なかったですが、その後ウランバートルから県庁所在地21都市には舗装道路でつながるようになったと聞きました。ですが、それはあくまで県庁所在地までです。そこから各県内への道路は未だほとんどが未舗装道路となっています。

とはいえ、大草原をランクルで走る限りはかなり快適に走れますし、モンゴル人ドライバーであれば時速80kmから100kmで走ります。日本人ドライバーは?普通の人では難しいでしょう。一番の違いは「目」です。

大草原は一見、何もない穏やかな道に見えますが、そこかしこに「穴」「小川」や「角ばった石」などが散在しています。100km近いスピードで走るには、かなり先の障害物まで見えないといけません。日本人の1.5とか2.0などではとても先は見通せないです。あっという間にパンクするか、最悪転倒もあり得ます。

そう思って乗っていると、スピードはかなり遅いです。理由は大草原らしきものが全くなく、ほとんどが「土の中や上」に石がゴロゴロしていることです。ヨーロッパの石畳のような人工物ではなく、自然の石が車の往来で土の中に埋め込まれている感じです。

石が全部埋め込まれていればいいのですが、半分だけとか、角ばった部分だけ地上に出ているという感じで、さすがに高速走行は難しそうです。誰もいない、邪魔する物体は何もない道ですが、せいぜい40-50kmでの走行です。これで200kmくらい走るのです。

200kmを時速40kmから50kmで走るとなると、単純計算で4-5時間かかります。目的地へ出発前に、食事しました。私はウランバートル出発前に食べていたので、全然お腹は空いてはいませんでしたが、「この先食べるところはないでしょう」と言われ、ホーショールを食べました。

ナーダム・ホーショールというわけです。(ナーダムの時期にはみんなホーショールを食べます。ホーショールはハンバーグのようなミンチ状の肉を餃子のように包んで油で揚げた、国民食です。大きさは普通の餃子の4-6倍くらい?)

車にも補給が必要です。ガソリンスタンドに給油中、地元の女の子らが私に駆け寄ってきました。

  • 121.JPG

私は大体どこへ行っても、お年寄りの女性と小さな女の子にはなぜか人気があるのです。雰囲気や風貌で私が地元のカザフ人でないことはすぐにわかるでしょう。カザフ語ではなく、モンゴル語で「サエンバエノー」と声をかけてきました。

私のモンゴル語レベルは5-6歳の子と話すのにちょうど良いレベルなのです。「おいくつですか?」と聞くと恥ずかしそうに「ゾルガー」(6歳)と答えました。

バヤンウルギー県は首都と時差は1時間。日本との差は2時間です。デジタル腕時計の時刻はウランバートル時間のままですし、携帯電話も首都時間です。ちなみに、携帯はウルギー市街を出るとほどなくつながらなくなりました。

私は日本から持って行った、日常使っているiPhoneとモンゴル国内電話である旧式Nokiaを持参していました。このNokia、もうかれこれ14年近く使っているでしょうか?さすがにモンゴル国内でもこんな古い携帯電話を持っている人は見なくなりました。

日本だと、携帯がつながる場所はインターネットもつながります。ウランバートルも同じです。ですが、田舎に来ると、携帯の電波が届かない地域、通話用の電波は届くがインターネットはつながらない地域、両方ともつながる地域に分かれます。県庁所在地以外では、前者の2地域がほとんどでした。スマホも、電波がつながるマークはあるのに、ネットはだめということです。

ウルギーを出たのは5時をかなりすぎていたので、順調に言っても真夜中前かなと思いました。時差調整しても、こちらの夜は明るいです。

  • 130.JPG

これでも現地時間の夜9時くらいです。

それにしてもというか、道は石でゴロゴロしています。ずっとゴロゴロしています。ここまで石が多い道はさすがのモンゴルでも初めてです。というか、いわゆる草原が全くないもの初めての体験です。

  • DSC_0712.JPG

車はこんな感じで走ります。

モンゴルの中央部およびその東部の草原で、1時間走っても「ゲルが1つもない」「家畜がほとんどいない」「石がない道がない」というのは恐らくあり得ないのではないかと思います。草原の代わりにあるのは、山々とブッシュ、石の道です。

4時間を過ぎたころからいよいよ今日の宿泊ゲルの本格的な位置調査です。当然ですが、グーグルなんてものは使えません、ネットがないのですから。しかも電話も使えない、電波ないですから。

宿泊の予約はUさんのカザフ人の友人(この人には私も会ったことがある)の友人のTさん経由で予約しています。が、なかなか見つかりません。もちろん、もう深夜です。外へ出ると、あまりの寒さに驚きます。「夏にしては寒い」というレベルではないのです。絶対的に寒いのです。

なんとかゲルがいくつかある地域に辿り着きました。が、UさんとドライバーのJさんの様子が変です。要するに「予約済みのはずのゲル」で聞くと「あなたたちの予約は入っていません」というのです。ウランバートルのTさんに確認しようにも電話が通じません。

外は寒いです。東京で言えば秋ではなく冬です。仕方なく、近所にあるゲルを一つ一つ回りましたが、どこも満室です。日本で言えば、お盆か正月のトップシーズンですから、空いているとことはまずありません。

もっと先まで行ってみようと思った矢先、その先の方から戻ってくるランクル軍団に会いました。彼らも「この先のゲルは全部埋まっている」と。
は?この寒い中?私の服装からすれば「極寒の中」で、泊まるところがないの?どうなるんでしょうか?

(続く)





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Last updated  2022.07.18 19:17:53
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