テーマ:旬・シュン・しゅん♪(3064)
カテゴリ:雑記
柿1■11月は柿月
こんな子規に感化されて、いつのまにか私も柿好きになったのだが、知れば知るほど、柿は面白い。 第一、私たちの暮らしに深くかかわっていた。 民俗学者の宮本常一などが書きとめていることだが、 なんでも昔は、嫁入りにあたって実家から柿の苗木を持って行き、 それを嫁ぎ先に植えたという。 その嫁が生涯を終えると、大きくそだっている柿の枝が、火葬の薪やお骨を拾う箸にされた。 つまり、柿は女の生涯を象徴する木だった。 芭蕉に 里古(ふ)りて柿の木持たぬ家もなし という故郷の伊賀上野での句があるが、古い村の家々の柿の木は、代々の嫁が残したものにちがいない。(続く) 坪内俊典・朝日新聞1990.11.17 ・・・・・・・・・・・・・・・ ●「柿が赤くなれば、医者が青くなる」といわれるくらいに栄養たっぷりな柿。 ●トップのイラストは、たわわに実った柿の木のつもり。 でも、枇杷にも見えたりして・・・。(ノД`) ●今度の火曜日に、伊賀上野に行く予定。 芭蕉もみたであろう柿の木が見られるかな♪ ●隣る家もその隣る家も柿たわわ 高浜虚子 高浜虚子は、正岡子規の友人。 虚子の子どもの名前を子規がつけたとか。 人気blogランキングへ ・・・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★11月4日*七つまでは神のうち*UP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.05 00:22:14
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