カテゴリ:テレビしびれて&DVD
NHKドラマ「チャングムの誓い」で韓国の王宮の暮らしを知った私は、今、■蒼穹の昴■を見て、中国の清の時代の王宮をみている。
日本の明治20年(1887年)頃、清朝第11代皇帝・光緒帝の治世下。 若い光緒帝が帝位にありましたが、政治の実権は西太后が握っていました。 折しも、欧米各国が大陸に進出しようとうごめき、清国の将来をめぐって紫禁城は西太后を中心にした守旧派と光緒帝を立てる改革派の思惑が入り乱れていました。 物語は二人の若者を軸に展開します。 一人は貧しさから脱する為、宦官(かんがん)の道を選んだ春児(チュンル)こと李春雲(りしゅんうん)。 宮廷に入り西太后の寵愛を受け、出世していきます。 もう一人は官吏登用試験"科挙"に首席合格し、高級官僚の道を進み、光緒帝の側近となる梁文秀(りょうぶんしゅう)。 二人が数奇な運命によって出会い、兄弟の契りを結ぶところから物語は始まります。 兄弟の契りを結び、兄となった梁文秀(りょうぶんしゅう)と弟となった春児(チュンル)こと李春雲(りしゅんうん)。 兄は、科挙(かきょ)に主席で合格する。 科挙(かきょ)とは、魏晋南北朝時代から清の時代まで続く官吏登用試験。 1300年の歴史を持つ科挙の制度は、全土から優秀な人材を集めるために、時代とともに複雑化した。 しかし科挙に合格すれば特権階級に登ることを意味する。 たとえば、地方試験の郷試に合格すれば、挙人と呼ばれ、不逮捕特権を与えられる。 中央で行われる会試に合格者を出すことは、一族一門は言うにおよばず、その村、郡、県の利益に関わるほど大きな出来事であり、例えるなら、司法試験+国家公務員上級試験+国会議員選挙を併せ持つような試験だった。 なるほど・・・。 孟母三遷(もうぼさんせん)という有名な諺がある。 幼児の教育には環境が大切であるという教え。 壮絶な試験を勝ち抜いた者は勝ち組となる。 「孟母三遷」の背景には、こういう受験戦争があったのかと「孟子」を調べたが、紀元前の生まれだった。 _| ̄|○ ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2010年11月15日*方言:ずつない* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.12.16 10:41:17
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