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2011.04.22
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カテゴリ:映画
 
ディーバ:あらすじ

女神(ディーバ)に恋をした。

シンシア・ホウキンズ(W・フェルナンデス)は、世界最高の声の持ち主といわれている黒人のオペラ歌手。

そんな彼女の大ファン、ジュール(F・アンドレイ)は、郵便配達を勤める18歳の青年。

彼女のアリアを盗み録りしたテープと、地下組織の秘密の暴露テープを巡って彼はパリの街を逃げ惑うことになる・・・。

音符  ディーバとは、オペラのプリマドンナの意味だが日本では、歌姫としてよく使われている。
この映画、ちょっと変わった人が出てくる。
「波を止めること」を夢見ながらロフトで膨大な数のジグゾーパズルに耽っているギリシャ人。
この人、仕事していないん?
お金は、どこから入るの?と思わずにはいられない。

主人公のジュールも一風変わっている。
彼は、シンシア・ホウキンズの大ファンで、小さなバイク(郵便配達用)に乗ってパリからドイツまで、彼女のコンサートに行く。
カーテンコールが17回あったとか、少女が花束を渡していたとか、着ていたドレスの色まで覚えている。
日本では、秋葉原で、オタクダンスを踊りながらアイドルを応援する「オタク」がいるが、ジュールもそんなところ。

ベネックス監督は後年、フランスのテレビ局用のドキュメンタリー番組「Otaku」を撮影しに日本を訪れ、秋葉原を初めとして日本の「おたく」たちの風俗を取材したが、ジュール(『ディーバ』の主人公)も自分も「おたく」だったことが分ったと述べている。

殺し屋に追いかけられて、パリの街やメトロの階段をバイクでを疾走するシーンなど冷や冷やのスリル満点。
しかし、単にスリルとサスペンスだけでなく、ジュールの住まいや波を止めようとするギリシャ人などちょっと不思議な映画だ。

この映画は、ベネックス監督自身の『ベティ・ブルー』(1986)、ベッソン監督■『グラン・ブルー』■(1988)、カラックス監督■『ポンヌフの恋人』■(1991)などへと続く80年以降のフランス映画の幕開けとされているそうだ。

午前十時の映画祭

     ■おまけ■
アベス駅 映画の中で歌姫が泊まっているホテルの玄関の部分は、■ギマール風■の屋根がついていた。
 ジュール(古めかしい名前らしい)と友人の朝ごはんには、カフェオレボールが。
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昔◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★2011年4月22日**
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Last updated  2011.04.25 18:21:16
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