テーマ:本のある暮らし(3190)
カテゴリ:読書
料理好きが高じてグルメ関係の雑誌や、生活スタイルに関するエッセイを多く発表。 ユニークで自由なおしゃれなライフスタイルが大好きだ。 そんな、こぐれひでこの「こんな家に住んだ」を再読した。 今、うちの家が不満で家に関する本を読んで妄想しているのだ。 昭和30年代の子どもの頃の田舎の家や、東京で暮らし始めた頃のアパートなどいろんな家。 羨ましいのはパリのアパルトマン。 羨ましいところ。 ★19世紀末の建物。 ★広い窓から見える開放的なこと。 ★天井は漆喰でムリュールという彫りものがあって優雅。 ★床が組み木。 ★窓の欄干のシルエットの優雅なこと。 こぐれさんは、このパリのアパルマンにのみの市で買った家具を入れたり、 ミッキーマウスの椅子を置いたり、自分で手直ししたりして、素敵なおうちをつくっている。 日本では、家は30年経つと価値がなくなるというのは、よく知られた事実。 しかし、ヨーロッパではアンティークな家は、価値がある。 そのため、「ヴィアンジェ」という終身年金制度があるという。 こぐれさんたちのアパルトマンにも、この制度を利用している老人がいるのだそうだ。 家を持っている人に死ぬまで年金としてお金を支払う代わりに死んだらアパルトマンをもらうのだそうだ。 この本は1996年に書かれたもので、その後どうなっているか分からないけれど、 100年以上たったうちが値打ちがあるなんて、素敵だ。 安っぽい家を沢山建てて売る日本の不動産会社、今や住宅がだぶついているらしい。 日本の場合、味のあるいい古い家を「リフォーム」する。 しかし古くなるほど値打ちがあるような家が増えれば、無駄に山の木を伐採しなくてもいいのでエコだ。 年数が経てば経つほどどんどん資産価値が目減りすることになります。 リフォームをきちんとしたとしても30年も経てばかなり減るはずです。 5800万円で買ったマンションが30年後に果たして半額の2900万円で売れるでしょうか? ●「こんな家に住んだ」は、廃版らしい。 ●写真は去年泊まったパリのホテルにて。 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2012年4月25日** ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.04.28 18:11:27
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