カテゴリ:時事ネタ・主張
JR東海のリニア中央新幹線は、時速500キロで走行し、
2027年に東京(品川)ー名古屋間が開通。 2045年には、大阪まで延長され、東京、大阪は約1時間で行き来できるようになるという。 リニアは本当に必要かというチラシをもらったので、それを転機し、いい点と悪い点を考えてみた。 ■いい点■ 早い。東京、大阪は今の半分の時間で行ける。 ■悪い点■ ●リニアの消費電力は、新幹線の3倍!! この電気を賄うために原発の再稼働が必要となる。 原発とリニアはセットと考えるべき。 これほど電気を消費する乗り物は、社会の動きに逆行している。 ●採算がとれないリニア事業。 リニアの建設費は名古屋まで5.5兆円、大阪までだと9.1兆円だと言われている。 南アルプスへのトンネル貫通は、技術面、工期面で難航し、予想外の費用が予想される。 国家的規模のリニア事業を一民間企業が行うのだが、国民の税金も投入されるのだろうか? ●自然破壊。 南アルプスは、日本でも最も素晴らし景観を持ち、多様な生物を見ることができる地域。 貴重な自然環境を守るために国定公園に指定されている。 2014年にはユネスコエコパークにも指定されたところだ。 日本自然遺産に指定されている。 「日本で最も美しい村」に登録された大鹿村、その中心部にトンネルが掘られる。 ●残土。 東京ドーム57個分の大量の残土と汚泥瓦礫が出る。 残土の運搬にダンプが走れば、騒音、排気ガスが心配される。 また、岐阜県東濃地区はウランの試し堀りの地域がある。 掘削していると、ウランが出る可能性もある。 こんな時、国とJR東海は、どう責任を取るのだろうか? 上記の内容のチラシを見ながら、夫と論争。 私「リニアはいらんわ。」 夫「人間は、これまでも進歩してきた。 新幹線が出来た時も、みんな喜んだ。」 私「新幹線のできた時代と今は違う。 新幹線によって、ぐんと時間が早くなった。 それに、当時は環境問題なんか、皆が気にしなかった時代。 今の新幹線で十分。」 東京、大阪間は飛行機、新幹線、バスと選び放題。 これ以上の速さはいらない。 ■トワイライトエクスプレス■のようにわざとのんびりと行く列車の旅が人気の時代に リニアによる自然破壊や税金の無駄づかいは、勘弁してといいたい。 ■リニア市民ネット大阪■ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.23 00:15:36
コメント(0) | コメントを書く
[時事ネタ・主張] カテゴリの最新記事
|
|