テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
私は唄いたい、愛したい 朝鮮時代末期。 母を亡くした少女チン・チェソン(スジ)は、偶然、村でパンソリを耳にする。 パンソリとは、一人の唱者が鼓手の打つ太鼓の伴奏に合わせて唄とせりふ、身振りで物語を語っていく伝統芸能である。 チェソンはその物語のヒロインに自らの人生を重ねて号泣。 「涙のあとは笑顔。それがパンソリだ」と優しく教えてくれたのは大家シン・ジェヒョ(リュ・スンリョン)であった。 そのときチェソンはパンソリの唄い手になることを決意するが、当時は女性が唄うことは固く禁じられていた。 それでも諦めきれないチェソンは、性別を偽りジェヒョのもとで修業を開始。 1867年、時の権力者・興宣大院君(キム・ナムギル)が主催した宴に、チェソンは危険を冒して臨むのだが……。 韓国の伝統芸能“パンソリ”初の女流唄い手をめぐる実話を「建築学概論」のスジ主演で映画化。 韓国は、隣の国なのに知らないことだらけだと思った。 今回、はじめて、「パンソリ」という芸能があることを知った。 しかも、1867年といえば、もうすぐ、明治という時代だからそんなに大昔ではないのに、歌を唄うことが女に許されないなんて・・・。 男に化けて、命がけで唄う少女。 もともと、祭や市の日に行われた大道芸だからか、掛け合いや合いの手、ユーモアもあって楽しい。 即興性が強いのだろう。 力強い声は、どこかで聞いたことがあると思い、帰って調べると、なんとあの 「チャングムの誓い」の主題歌、■オナラ■。 あの力強い歌は、パンソリで鍛えられたものだそうだ。 今は、女性も堂々と歌えるいい時代だ。 一人の唱者(ソリクン)が鼓手コスの打つ太鼓の伴奏に合わせて「唄ソリ」と「言葉アニリ」と「身振りノルムセ」で物語を語っていく伝統芸能。 18世紀に原型ができた頃には祭りや市の日に村の広場で、パンノルムと呼ばれる大道芸の一つとして演じられるものだった。 その独創性と優秀性が認められ、2003年にユネスコ第2次「人類口伝および無形遺産傑作」に選定されている。 ・・・・・・・・・・・・ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.04.25 23:31:43
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