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2017.04.22
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テーマ:海外旅行(7523)
カテゴリ:海外旅行
■3月10日(金)
悪天候で船に乗れず、
ベイ・オブ・アイランズ地方■のワイタンギに行った。

(▲ここの案内板は、英語とマオリ語で書かれている。)
1840年、英国の君主と先住民マオリの間で締結されたワイタンギ条約は、ニュージーランド近代国家形成の礎となるものです。

ワイタンギ条約は、英国の君主と先住民マオリとの間で1840年に締結されました。
同条約締結を機に、ニュージーランドは英国領となりますが、マオリが有する土地や文化の継承は約束されました。
同条約はニュージーランド最初の条約と考えられています。
 ワイタンギ条約

条約は草案の後、翻訳されました。
1日かけた内容の議論を経て、ワイタンギ条約は、ベイ・オブ・アイランズのワイタンギの地で1840年2月6日に締結されました。
43の北島の首長がその日のうちに条約に署名しました。
条約は使者によって国中に広められ、8ヶ月の間に500を上回るマオリ族の首長から署名を得ることに成功したのです。

条約締結の舞台となった土地や建物は、今日もワイタンギ条約記念館として保存され、観光名所となっています。
大きなマオリ集会所、植民地時代の使節団の家、
歴史的な旗竿や、
細長いワカ・タウア(マオリの戦闘用カヌー)などがあります。


このワイタンギ条約を簡単に記すと、

第一条 マオリの主権の譲渡。

第二条 マオリの土地、森林、水産資源などに対する権利の保障、およびマオリ族が土地を売却する場合のイギリス国王の先買権。

第三条 マオリに英国民としての特権を与えること

という内容でした。


今では、このワイタンギ条約が結ばれた日を記念して、ワイタンギデーという祝日に定めています。
 ワイタンギ条約記念館
この建物は民家として使用されたNZの建築物としては最も古いもので、現在は記念館となっています。
ガイドブックによると「イギリスのジョージ王朝時代に象徴されるエレガントでかつシンプルなデザインが特徴」だそうです。
 マオリの集会村
マオリの村にはそれぞれの村に必ず1つ集会所があったそうです。
そして、それぞれの部族によって、木彫りのデザインが違うのです。
 世界で最も大きな「ナトキマタファオルア」と呼ばれるマオリの戦闘用カヌーが、毎年ワイタンギ・デーに海に出ます。
ナトキマタファオルアは、長さ35.7メートル、幅2メートル、重さ12トンと大変大きく、80名の漕ぎ手と55名の乗船が可能とされています。
すぐ横には、マオリの集会所もありますが、もう一つの見どころは、
  巨大なカヌーです。
その長さは 35m だそうですが、とにかく大きいです。
マオリの先祖がこういったカヌーで太平洋を渡ってきたのかと、思わずひとりで想像してしまいました。

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Last updated  2017.04.22 22:06:30
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