テーマ:愛しき人へ(908)
カテゴリ:父の麦わら帽子
今年の春、今は誰も住んでいない岡山の実家に行った。
50年以上前に、一家で兵庫県龍野市に引っ越してから、あまり来ることはないのだけれど、今も親戚の家がある。 その親戚の家に挨拶によると、 「今度、納屋を、壊してしまうことになった」とこの家の女主人から聞いた。 彼女いわく、納屋は明治36年に母屋と一緒に建てたという。 明治36年といえば、明治45年生まれの父より長生きしている。 父の弟が入り婿に来て、私たちの伯父や伯母が住んでいた家の納屋だ。 この家は、村の真ん中にあって、どこに行くにも目にする。 松の木のそばに、立派な井戸があった。 納屋の横に、藁で出来た蓑(みの)が掛けてあった。 私が小学生の時には、雨の日に蓑などつける人はいなかったが、なぜか掛けてあった。 いつの間にか、蓑が無くなっていた。 いつの間にか、井戸も埋められていた。 伯父と伯母が亡くなり、父が2002年に亡くなった。 母も2010年に亡くなった。 (▲京都府美山の藁ぶき屋根) 懐かしいものがどんどんなくなり、 そして、今度は納屋が無くなるという。 松の木は残るのだろうか・・・。 ■蓑画像■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
母の実家は旅館でした。
今はいとこがひとり住んでいるだけです。 となりの叔母の家も空き家状態です。 ほかのいとこや姪も東京在住です 地方は過疎化がすすむばかりです。 (2017.06.26 19:17:35)
maki5417さん
旅館だと大きな家でしょうね。 伯父の家は、村でももう珍しい藁ぶき屋根の家です。 (屋根にトタンをまいていますた・・・。) 今では、どの家も変わってしまって、最後に残った納屋なので残念です。 >母の実家は旅館でした。 >今はいとこがひとり住んでいるだけです。 >となりの叔母の家も空き家状態です。 >ほかのいとこや姪も東京在住です >地方は過疎化がすすむばかりです。 ----- (2017.06.26 20:54:44) |
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