テーマ:大阪・大阪人(88)
カテゴリ:八百八橋散歩
■深里橋(ふかりばし)■道頓堀川(西道頓堀川) 明治41年、市電の敷設事業によって、道頓堀川と西横堀川合流点のすぐ西側に南北線の開通とともに深里橋が完成した。 橋長54.5メートル、幅員15.5メートルで、上部工は鋼鈑桁より成っていた。 昭和に入ってから、西横堀線の拡張にともなって、昭和5年に現在の橋となった。 橋長53.2m、幅員23.7mで橋の形式は三径間のゲルバー式鋼鈑桁である。 ■深里橋(ふかりばし)■は、 明治41年(1908)四ツ橋筋に市電を敷ふ設せつするために架設。 橋名は現湊町に天保十四年(1843)から明治4年(1871)まであった遊所(花街)、「深里」に因みます。 江戸時代はこの付近まで民家が建ち並び、木津川までは広大な難波村田地で、「深く広がった里(田)」の風景から付いたのでしょう。 また遊所は「遊ゆう里り」ともいい、「里」に二つの意を併せたのかも知れません。 難波村田地はネギの産地で、蕎麦の「鴨なんば」の語源です。 保険医協会横の■湊町リバープレイス■は、江戸期は「道頓堀湊町」と呼ばれていました。 当時の大坂町民がここで暮らしていた、借屋の間取図が残ります。 五つの借屋が並び井戸、雪せっ隠ちん(トイレ)は共同ですが、二部屋で台所や押し入れ、狭いながらも庭があり、今でいう2Kでした。 京間で間口約4m、奥行約6mあり約24m2ありました。 現在のワンルームマンションは約15m2のものあり、160年以上も前の江戸時代よりも狭いのです。 日本の住宅環境の貧困を考えさせられます。 ■深里橋(ふかりばし)■ 橋長:53.20m 幅員:23.70m 形式:桁橋(ゲルバー桁) 完成:昭和5年 行政区:浪速区、西区 河川名:道頓堀川 アクセス:大阪市営地下鉄四つ橋線 なんば駅 26-C出口 およそ100m 徒歩2分 ■道頓堀川■ ■下大和橋■ ■日本橋■ - 堺筋 ■相合橋■ ■太左衛門橋■ ■戎橋■ ★心斎橋筋・戎橋筋 ■道頓堀橋■ - 御堂筋 ■新戎橋(しんえびすばし)■ ■大黒橋■ (以降、通称西道頓堀川) ■難波新川跡■と•阪神高速1号環状線 ■金屋橋と西横堀川の跡■ •深里橋 - 四つ橋筋 •浮庭橋 •住吉橋 •西道頓堀橋 - なにわ筋 •幸橋 •幸西橋 - あみだ池筋 •汐見橋 - 新なにわ筋 •日吉橋 •道頓堀川水門 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.22 00:24:33
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