テーマ:世界遺産紀行(1089)
カテゴリ:海外旅行
■4月18日(木) この日、帰国するが午前中は、ギリシャ人のガイド氏の日本語でアテネ市内を観光した。 まず行ったのが、アクロポリスの丘。 ■アクロポリスの丘■ 紀元前8世紀ごろのギリシアには多くのポリスと呼ばれる都市国家が成立した。 アクロポリスとは、このポリスの中心部に作られた外敵を見張ることのできる丘のことで、「高い丘の上の都市」という意味。 だから、ここは、本当のいい方は「アテネのアクロポリス」。 アテネのアクロポリスは海抜150mの岩山の上にそびえる守護神をまつる聖域として、また市民が立てこもる要塞として2000年以上にわたってアテネの街を見守ってきました。 ◎足場が悪いので雨の日は、危険だから観光できないそうだ。 ■パルテノン神殿■ アクロポリスの中心となるのは、アテネの守護神・女神アテーナをまつるパルテノン神殿です。 この神殿は紀元前488年にペルシャとのマラトンの戦いに勝ったのを記念して作り始めましたが、紀元前480年にペルシャにより破壊されてしまいました。 ドーリア式の神殿は、合計46本の立派な円柱が支えており、 その表面に施された装飾彫刻には完成までに15年もの歳月を要した芸術作品だったと言われています。 残念ながら現在残るのはそのごく一部。 レリーフや破風(※)の像の一部は、アクロポリス博物館や大英博物館に保存されています。 ◎女神アテーナのシンボルは、オリーブの木。 アクロポリスの丘の周りにいっぱいあった。 ◎ユネスコのシンボルマークは、パルテノン神殿を図案化したものです。 重厚なパルテノン神殿に対して北側には6体の女神像が屋根を支えるカリアティディス柱廊がイオニア様式の気品と優雅さを感じさせるエレクティオン神殿を見ることができます。 こちらはレプリカですが、かつての様子を忠実に伝えてくれています。 オリジナルのうち4体は仔牛を担ぐ男像などとともにアクロポリス博物館に収蔵されており、1体は大英博物館に収蔵されています。 アテナ・ニケ神殿は他の壮大な遺跡と比べると小さな神殿ですが、 真っ白な神殿は鳥かごのような可憐さを感じさせてくれ、 青空によく映えています。 神殿には勝利の女神ニケが祀られており紀元前424年に建設されました。 現在の神殿は20世紀に再建されたもので、以前の神殿は1687年のヴェネツィア郡との戦いでオスマン帝国が防衛施設を建設するために破壊してしまったと言われています。 女神ニケは、翼のある勝利の女神。 ギリシャのサモトラケ島で発見され、ルーブル美術館にある「サモトラケのニケ」が有名。 スポーツメーカーのNIKE(ナイキ)は、英語読みでニケ。 シンボルマークは、翼。 アクロポリスの麓ではギリシア最古の大型野外劇場であるディオニソス劇場も見ることができます。 石造りの劇場は紀元前325年に建設され、14000人〜17000人もの観客を収容することが可能でした。 その後はローマ式の劇場に改築されています。 さすが、世界有数の観光地。 係りの人が 「止まらないでください」と叫び続けていた。 ガイド氏は、冗談が上手で、 パルテノン神殿の大事な宝物をイギリスやフランスが持って行ったということを 「大英博物館に見に行ってください」と冗談半分、皮肉半分に言っていた。 4月10日(水)関空 4月11日(木)ドバイ経由アテネ。コリントス運河 4月12日(金)オドントス登山鉄道に乗れなかった。 デルフィの町を散策 4月13日(土)デルフィ博物館 世界遺産:デルフィの遺跡 世界遺産:オシオスルカス 4月14日(日)世界遺産:メティオラ修道院 4月15日(月)クレタ島 4月16日(火)サントリーニ島。 4月17日(水)サントリーニ島からアテネに にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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政情不安で文化財が破壊される事態を見ると、やっぱりちゃんとしたところに保管と思ってしまいます。
(2019.05.25 17:04:04)
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