テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画
ココ・シャネルに愛され、オードリー・ヘプバーンを見出した、実在の小説家。 フランスの田舎町サン・ソヴールで生まれ育ったコレット(キーラ・ナイトレイ)は、14歳年上の人気作家ウィリー(ドミニク・ウェスト)と出会い、激しい恋に落ちる。 1893年、コレットは結婚を機にパリへ移り住む。 1890年代のパリは、ベル・エポック真っ只中の活気に溢れていた。 コレットは夫のウィリーとともに芸術家たちの集うサロンへと足繁く通い、いつの間にか享楽の世界に浸っていた。 しかし、派手な暮らしの裏ではウィリーの浪費癖が原因で借金がかさみ、さらに、ウィリーは編集の勉強会と称して他の作家たちに自分の作品を書かせていた。 そんななか、ウィリーはコレットの才能に気づき、自身のゴーストライターとして彼女に自伝的小説を書かせる。 コレットが執筆した『クロディーヌ』シリーズは一大ブームとなり、商才のあったウィリーは舞台化やブランドを立ち上げることで幅広く商品を展開することを思いつく。 これらの成功によってコレットとウィリーは注目されるようになるが、コレットは自分が作者であることを世間に認められない葛藤と夫の度重なる浮気に苦しめられていた。 コレットの気持ちが離れていく一方、ウィリーは新作の執筆をコレットに強制し、束縛し始める。 徐々に夫婦関係が険悪になり、コレットはもっと世界に関わっていきたいと願うようになる。 そして、自分を偽らずに生きる男装の貴族ミッシー(デニース・ゴフ)との出会いが後押しとなり、コレットは自らの歩むべき未来を追い求め始める……。 ■シドニー=ガブリエル・コレット■ ( 1873年1月28日 - 1954年8月3日) は、フランスの女性作家。 コレット (Colette) というペンネームで活動した。 「性の解放」を叫び、同性も対象とした華麗な恋愛遍歴で有名。 代表作のひとつは『ジジ』 (1944年) であり、後にブロードウェイで舞台化され、さらに1958年にはモーリス・シュヴァリエ主演により映画化もされた。 ブロードウェイ版『ジジ』のオーディションに自ら立会い、主演にオードリー・ヘプバーンを抜擢したことでも有名。 映画では、バイセクシャルとして描かれていたコレット。 調べてみたら、なんと夫もバイセクシャルだった。 行き交う馬車、そして運転を始めていた列車。 蝋燭の灯りもあるが、電灯も点るようになった。 女性は長いスカートをはき、長い髪を結っている。 ヨーロッパ中がアール・ヌーボーの時代で、特にパリはその先端にいた。 エッフェル塔が立ち、それをめぐって景観論が飛び交っていた時代。 芸術家という芸術家がすべて、パリにいたような時代にコレットは、パリに住んだ。 同時期、ココ・シャネルもパリで活動していたから、二人はきっと会っているはず。 エッフェル塔を作ったエッフェルや、■パリのメトロのデザイナー、ギマール■にも会っているかもしれない。 この時代の映画は大好きで、「コレット」もよかった。 映画を見て思い出したのが、昨年、イギリス旅行の際に行った■シシングハースト・カースル・ガーデン■の女主人、ヴィータは、同性愛者だったのだ。 ヴィータもコレットと同じ時代に活動していたので、知り合っていたかも・・・。 コレット作の映画■私のかわいい人ーシェリ」■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.06.04 00:05:20
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|