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2022.05.24
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テーマ:京都。(6066)
カテゴリ:マイブーム
没後50年「鏑木清方展」

なんでもない一瞬が、なにより美しい。

令和4(2022)年は、上村松園と並び称された美人画家として定評のある鏑木清方(1878-1972)の没後50年目にあたります。
本展は、それを記念して約109件の日本画作品で構成する清方の大規模な回顧展で、当館では初めて、京都でもこの規模の回顧展は実に45年ぶりの開催となります。
江戸の面影を色濃く残した東京に生まれた、生粋の明治東京人たる清方は、その生涯にわたり、江戸や東京にまつわる作品を多く残しました。
その中の代表的な作品が、長らく行方が分からなくなっていて、平成30(2018)年漸くすがたを現わした《築地明石町》です。
本作品は、清方の代表作というだけでなく、近代日本画壇の美人画の最高峰に位置付けられてもいます。
同時に現われた《浜町河岸》《新富町》とあわせて東京国立近代美術館の所蔵となったことから、同一法人内の美術館である当館でも三部作の全会期展示が実現!
また、江戸・東京の風俗画だけではなく、戯作者であり、毎日新聞の前身にあたる東京日日新聞の創刊に関わった父・條野採菊の影響により幼い頃より親しんだ文学、芝居、歌舞伎、落語に取材した作品でも知られる清方の、《一葉》《野崎村》も会期中ずっとご覧いただけます。
美人画だけではない清方の全貌を、ご堪能ください。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

■会期・会場■2022年5月27日-7月10日(京都国立近代美術館)
■■交通アクセス
●JR・近鉄京都駅前(A1のりば)から
市バス5番 銀閣寺・岩倉行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
●阪急烏丸駅・京都河原町駅、京阪三条駅から
市バス5番 銀閣寺・岩倉行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
■入場料■
●一般 1,800 前売り:1,600円
大学生 1,100円  前売り:900円
高校生 600円 前売り:400円
中学生以下、15歳未満 無料
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 きれいな流れ、新鮮な緑、住みよい住宅、都会でそういう望みが充たされたら、それこそ現生の極楽といえるだろう。
かつて東京にもそれが保たれていた時もあった。
京都では今しきりに失われつつある過程と辿っているように見える。

私のいわゆる都会鑑賞散策、これをやって見たいところ、前記麹町(こうじまち)の一角を
はじめとして、麻布、渋谷、目黒、その他、深い木立を背景に持った狭い屋敷町と、下町なら水の流れの近くに持った小家がちな町並みの揃ったところ、永代から大橋にかけての裏町、あのへんの夏の夕景などには、水が美しくさえあればここいらに住みたいと思い、また水の多いあすこいらに住みいい町を設計したいとも望む。

今常に問題になる都市というのは、舗道、並木、ビルディングの直線美で建物が七ないし八割を占むるところの景観が主題とされている。
それはそれで都市の一部主要な構成には違いないが、私の一ばん関心をもつものは、
建物が四ないし五、六割までで、あとは土と草と、木と水と、そういう総合美から成り立たせた住宅街、高層建築もそこだけには除いて・・・。
そんな理想を描いて現実についても鑑賞に耐える住宅風景、気をつけて見れば相当に見出される。
「鏑木清方随筆集」町の鑑賞:昭和11年

 私が、鏑木清方の名前を知ったのは、清方の理想的な町の在り方を知ったからで、決して、絵を見たからではない。
町というものは、かくあるべきという思いが、清方の考えと私の思いが、まったく同じだったからだ。

それ以後、■随筆集 明治の東京■を読んだりして、ますます好きになった。
 最近、NHKテレビの「日曜美術館」では、鏑木清方を特集していたし、
「芸術新潮4月号」も清方を特集。
今、時代は鏑木清方の考えに追いついてきたのなら嬉しいのだが・・・。
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Last updated  2022.05.24 11:39:28
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